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2022年10月31日月曜日

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDを使ってみました

発売されたばかりの70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)Zマウント版を借りてきました。

このレンズのコンセプトは「気軽に楽しむ、望遠300mm」、世界最小・最軽量望遠ズームレンズを謳っています。

小型軽量を実現するため手ぶれ補正、AF/MF切り替えスイッチ、ファンクションボタンといった機能は搭載されていません。

しかしながら実物を手にした第一印象は「どこが?」という感想でした。最大径φ77mm、全長150.3mm 、質量580gです。 手ぶれ補正はないですし望遠端のF値も1/2段暗いので一眼レフ用の70-300mm F4-5.6用よりも小さい筐体を予想していましたがイメージとはまったく違いました。

一例としてかつてあった同社のAF70-300mm F/4-5.6 XR Di(A17)はモータ内蔵モデルで最大径φ76.6mm、全長116.5mm、質量435gです。一眼レフ用の方が小型軽量です。

レンズ構成は10群15枚。LDレンズを1枚使用しています。同社のSP70-300mm F/4-5.6Di VC USDに非常に良く似ていますのでおそらくこれをベースに設計したのでしょう。


レンズ間隔がかなり開いているので素人目には沈胴式のズームにして全長をもっと短くできないのかなぁと思ってしまいます。

トリミングしています

AFは無音で合焦速度も速いです。フォーカスリングはマウント寄りで操作時の重量バランスが悪いですがこのクラスのレンズのフォーカスリング使用頻度を考えれば仕方がないかもしれません。AF/MF切り替えスイッチがレンズにはないのでカメラ側で操作しなければならず頻繁に切り替えるような使い方をする人にとっては使いにくいでしょう。

写りは、絞り開放では色収差と若干フレアがみられ甘い描写です。特に高輝度の被写体で目立つ意向があり青色の倍率色収差が被写体によっては目立ちます。軸上色収差は殆わかりませんでした。歪曲収差はよく抑えてあるようです。

最短撮影距離は0.8〜1.5m、撮影倍率で0.106〜0.196倍とかなり寄れない方でしかも描写はかなり甘くなる傾向がありました。ボケは自然で非常に綺麗です。暗いとは言え300mmなのでそれなりにボケてくれます。ゴーストやフレアの発生は非常に少なく逆光での撮影は気にせずできます。

ズームリング、フォーカスリング共に回転トルクは少し重めの設定です。ズームリングにロックスイッチはありませんが自重で落ちてくることはありませんでした。フードは丸型のバヨネット式でクリックストップは適切な重さでガタツキは少ないです。外観の質感は、70-180mm F/2.8 Di III VXDと同じ印象ですが、操作感の違いから70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの方がビルドクオリティは高いと感じました。

価格はZマウント版で実売価格で約7万円と安いとは言い難いお値段です。ソニー用は約5万円なので40%も高いです。円安による価格調整とファームアップ用USB端子が搭載されたことによるコストアップでしょう。

小さくて寄れるレンズが多い最近のタムロン製レンズの中では正直期待はずれでした。手ぶれ補正がないとか寄れないといった伸びしろをかなり残していますので今後の進化に期待したいところです。Zマウントユーザーは次機種を待つか一眼レフ用の300mm望遠ズームを使い続けた方がいいかもしれません。

2022年10月15日土曜日

カフェカブ青山

3年ぶりの開催ですが今年は申し込みを忘れていたので電車で行って来ました。

Z6+Z 14-30mm f/4S

少し時間が早すぎたので神宮外苑で写真を撮りながら歩いていると見たことのあるカブが…。cocoさんのキッチンカブでした。今月発売のモトチャンプ11月号にも掲載されている有名カブです。お会いする度に進化してます!

Z6+Z 28-75mm f/2.8

ショールームが開くまで30分ほどおしゃべりタイム。お互いちょうどいい暇つぶしでした。

Z6+Z 28-75mm f/2.8

そんなcocoさんのキッチンカブはカフェカブの会場でもいい場所に停めていたので目立ってました。

Z6+Z 28-75mm f/2.8

カフェカブの文字と共にF1のマックス・フェルスタッペン選手のワールドチャンピオンを祝う垂れ幕が飾られていました。ホンダは昨年でF1から撤退したと言ってますがサポート関係はまだ続ける言ってますので素直に喜んでいいと思います。

Z6+Z 14-30mm f/4S

2020年に開催オンラインでされたカフェカブ青山の写真が飾られていました。

Z6+Z 14-30mm f/4S

やっぱりカブは楽しそうですね。最近はコンパクトな車体で高速も乗れて脚が伸ばせそうなADV150が欲しいなと思う今日頃ごろです。かしかに150ccは便利そうですが乗っていて楽しいのはカブでしょうね。できれば軽二輪になったカブを期待したいところですが、C125とCT125も125ccのカブは新エンジンを載せて発売されたばかりですので暫くモデルチェンジはないでしょう。

Z6+Z 28-75mm f/2.8

所用で午前中で帰ってきました。明日は仕事で行けないのでまた来年機会がありましたら参加したいと思います。

Z6+Z 28-75mm f/2.8

Z 28-75mm f/2.8は借り物です。今回は使える時間が少なかったので時間が取れたらしっかりブログでレポートしたいと思います。

Z6+Z 28-75mm f/2.8






2022年10月10日月曜日

CX-8エアコンフィルター交換

備忘録です。前回交換から1年が経ちましたので交換しました。

今回交換したのはPIAAのProcareでamazonの専売品になります。箱をなくしてパッケージを簡略化した商品です。CX-8用はPCC-F1になります。セールを利用して¥1,321で購入しました。これまではDENSOのDCC1014で使用していて¥2,100していましたので4割ほど安いです。

Xperia5III(以下同じ)

DENSO DCC1014との比較です。緑色のものがDENSO DCC1014、白色のひと回り小さいのがPIAAのProcareです。


フィルターケースに対してフィルターはひと回り小さいです。そのため添付のクッションシートを貼付ける必要があります。


フィルター側面にはAIR FLOWの矢印があります。CX-8に取り付ける際は下向き矢印↓が正解です。DENSOのエアコンフィルターは上向き矢印UP↑です。メーカによって書き方が違うのは紛らわしいですね。

エアコンフィルターは替えても違いがわかりませんので安い方がありがたいですね。問題なければまた同じ商品を買おうと思います。


2022年10月1日土曜日

Sonnar T* FE35mmF2.8ZAを使ってみました

ほんの少しだけですがSonnar T* FE35mmF2.8ZA(SEL35F28Z)を使う機会がありましたのでここに感想を書いておこうと思います。

このレンズの特長は、高い解像力を有しながら小型化を実現したことで、プレスリリースに以下のように書かれています。

非球面レンズを3枚採用し、諸収差を良好に補正することで、すべての絞りで高いコントラストかつ周辺域でも高い解像力を有しながらも、徹底した小型化を実現しています。色再現に優れた「T*(ティースター)コーティング」により被写体を鮮やかに写しとります。汎用性の高い35mmの焦点距離とF2.8の明るさで、風景、スナップまで多彩なシーンに対応します。

35mmF2.8、最短撮影距離35cm、最大撮影倍率0.12倍、とスペックは平凡です。Sonnarという名称ですがレンズ構成はゾナータイプではなくレトロフォーカスタイプです。質量は120gと非常に軽量で携帯性に優れたキャップタイプのフードが付属しています。

外観は金属製で質感は高く小型軽量ですがしっかりとしています。フォーカスリングも滑らかな動きでビルドクオリティに関しては文句のつけようがありません。

発売は2013年11月とミラーレス専用レンズにしてはかなり古いです。

写りは開放付近は少し甘めですが絞ると解像感が向上します。発色はコントラストが高めで特にシャドウ部は潰れ気味になることが多いようです。

ボケは、F2.8で近接撮影能力も低いのでボケ量そのものが期待できないですが、硬めでお世辞にも綺麗なボケとは言えない印象でした。

周辺光量落ちもかなり大きめでF8まで絞っても目立ちます。

このレンズの魅力について考えながら使ってみましたが小型軽量以外は特長がない普通のレンズでした。ツァイスらしさというと絞り開放から圧倒的な解像感や豊かな発色をイメージしますがそういうレンズではないようです。


値段はお高めで1.3段明るいFE35mmF1.8よりも1万円以上高く、焦点距離が少し違いますが撮影倍率0.2倍と寄れてかつ小型軽量なFE40mmF2.5Gとほぼ同価格です。Sonnar T* FE35mmF2.8ZAはフルサイズα登場時からあるレンズで発売当時はFEマウントのラインナップが少なく小型軽量という魅力があったのかもしれませんが今は他のレンズに役割を奪われた感があります。