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2023年2月27日月曜日

おおいゆめの里の早咲き桜

つい先日まつだ桜まつりへ行ったばかりですが、おおいゆめの里の早咲き桜を見てきました。

2カ所の距離は非常に近く、大井松田ICを挟んで西にあるのが西平畑公園(松田山ハーブガーデン)、東がおおいゆめの里です。


どちらも西側が開けていて桜をバックに富士山を望むことができます。西平畑公園が時間で管理されているため日の出の時刻に写真を撮ることができませんが、おおいゆめの里はそういった管理がないため赤く染まった富士山と早咲き桜の写真を撮ることができます。

2カ所はハシゴできますので時間縛りのないおおいゆめの里で日の出の写真を撮った後に混雑する西平畑公園へ行くことをお勧めします。

Z6+Z 24-120mm f/4S

植えている桜はどちらも早咲きの河津桜で開花時期も似通っています。おおいゆめの里に桜が植えられたのは平成18年でまだ20年経っていません。木がまだ小さくこれから成長すると思われます。

Z6+Z 14-30mm f/4S

行った日の天気は快晴でしたが前日夜に雪が降ったようでうっすらと雪化粧してとてもいい感じでした。

2/26時点の開花状況はほぼ満開といった感じで今年は木による個体差が大きいのが特徴で一部葉が出ている木もありましたのでおそらくこれがピークだと思います。

Z6+Z 24-120mm f/4S

実は、70mm F2.8 DG MACRO Artを持って行ったのですが、マウントアダプタを忘れてくるという失態をしてしまいただのお荷物と化してました。マウントアダプタが小さくて見た目についているかどうかの判別がつかずうっかり忘れてしまいがちです。借りて来たZ 24-120mm f/4Sがとても寄れるレンズなので助かりました。

Z6+Z 24-120mm f/4S

Velvet28mm F2.5も出番だろうということで持って行きました。

Z6+Velvet 28mm F2.5

寄れるレンズなので花のドアップなどで使い道はありそうなのですが絞り過ぎるとソフトフォーカスであることを忘れさせるようなシャープな写りで狙い通りに写りません。

そして今回は先日購入したBENRO BATをようやくフィールドで使用しました。

Z6+Z 24-120mm f/4S

思った以上に頑丈でしたが、マイナス2℃の寒さのあまり力が入らず雲台の固定が甘くて少し動いてしまったり、使っていくうちにアルカスイスシューのねじが緩んでしまったりと言ったトラブルがありました。収納時の雲台と脚の位置もシビアで以前使っていたVelbonのUT-60より使いにくくなったなぁというのが第一印象です。ただ慣れればもう少しスピーディーに使えるようになると思いました。

おおいゆめの里は、西平畑公園に比べると規模が小さいですが見応えは十分あります。また入場料は取られない(駐車場は土日の昼間は有料になりました)ですし、知名度がまだ低いので人も比較的少なめなところがいいですね。

Z6+Z 14-30mm f/4S


2023年2月24日金曜日

CP+2023

4年ぶりのリアル開催のCP+2023へ行って来ました。


個人的に気になった商品をピックアップしてみました。
KamLan 55mm F1.4

Z6+24-120mm f/4S

以前のブログで調査漏れ💦です。サイトロンジャパンが取り扱ってます。レンズ構成は6群8枚で変形ガウス型の後方に2枚レンズを追加した構成でした。3万円台で買える標準レンズのF1.4としてはTTArtisan 50mm f/1.4 ASPHと並んで貴重な候補です。

今年は中国企業の参加が少なくて寂しい感じでした。YONGNUOとかVILTROXはこういう時しか実物を見る機会がないので期待していたのですが…。コロナの影響で判断ができなかったのかもしれませんね。

Samyang 75mm F1.8 FE


Zマウントは出てませんが非常にコンパクトで使いやすそうだったのでETZ21を介して使わせてもらいました。小さいし良く写りそうなレンズでした。良く考えたら既に所持しているシグマの70mm F2.8 DG MACRO Artと丸被りでした。

Z6+Samyang 75mm F1.8 FE

NOKTON 50mm F1

Z6+24-120mm f/4S

2月23日発売の新製品。電子接点付きのZマウントMFレンズという希少な存在です。実物を手にしたかったのですが残念ながらショーケースの中の展示のみでした。

会場に放置されたニコンちゃんが寂しそうだったニコンブース。

Z6+70mm F2.8 DG MACRO A

カジュアルな若者ゾーンとニコ爺向けの年寄ゾーンに分かれてました。

Z6+70mm F2.8 DG MACRO A

Zfcのカラーバリエーション展開はカッコいいですが、フルサイズ信仰者としてはZf(仮称)の登場を期待したいところです。

商品よりもねぶたが印象的だったタムロンブース。商品はなんか見たっけ?忘れました。

Z6+24-120mm f/4S

タムロンは青森に工場があるからねぶただったんですね。

アウトレットコーナーは冷やかし程度に行きたかったのですがあまりの行列に行くのを断念しました。野毛地下街で🍻飲んだ後、三幸苑の炒麺は忘れずに食べて帰りました。

Z6+70mm F2.8 DG MACRO A

2023年2月22日水曜日

まつだ桜まつり

何年ぶりか忘れるくらい久しぶりに西平畑公園のまつだ桜まつりへ行って来ました。


Z6+Z 24-70mm f/4S

行ったのは平日だったのですが、天気はすっきりとした晴れ模様で抜けの良い青空が綺麗でした。気温は低かったのですが、日差しが暖かったのと斜面を昇り降りしながら見る構造のおかげで運動になるため厚手の上着では暑いくらいでした。
天気が非常に良かったせいかこんなに混んでるのかと思う位非常に混雑してました。ほとんどが毎日休日に見える人ばかりでしたが💦

Z6+70-180mm F/2.8Di III VXD(A056)

ここのポイントは富士山とのコラボレーション。午後になると富士山が雲に隠れてしまうことが多いので透明度の高い午前中に望遠レンズでの撮影がおすすめです。

Z6+Z 24-70mm f/4S

今年の河津桜は、開花が遅めで尚且つ開花してからの気温が上がらなかったため木による個体差が大きいとのこでした。幹を拡大してしまうと花がまばらのなのが目立ってしまうので引きで撮った方がいいかもしれません。

Z6+Z 24-70mm f/4S

菜の花は見事な満開で河津桜とのコラボを楽しませてくれてました。

Z6+70-180mm F/2.8Di III VXD(A056)

タムロン70-180mm F/2.8Di III VXD(A056)は、今回ももちろんEマウント版でETZ20を介して取り付けています。取り回しが良くて寄れるしボケも綺麗で非常に好印象でした。ニコンのロードマップにある70-180mmはこのレンズのOEMと思われますので発売されたら購入を検討したいと思ってます。タムロンのEマウント版は大人の事情?でテレコンバータ非対応なので純正で登場するからにはテレコンバータが使えたら最高ですね。

今回は西平畑公園へ行ったのが久しぶりだったこともあり、かなり新鮮な気持ちで見られました。河津町に比べると規模は小さいですが、満足できると思います。

Z6+Velvet 28mm F2.5


2023年2月20日月曜日

PERGEAR 35mm F1.4を使ってみました

フルサイズ用の35mmF1.4が¥15,000という驚異的な安さのPERGEAR 35mmF1.4について語ります。ファーストインプレッションは、こちらで解説しています。


実は、最初に購入したPERGEAR 35mmF1.4はフードの添付漏れがあり追加で送ってもらいました。その後撮影していると片ボケが酷くて絞っても全然シャープにならずどこにもピントが合ってない不良品であることも発覚し、販売元に画像と共に問い合わせをしたところ代替品を送ってくれました。

画面左側が片ボケしています

スペックをおさらいするとレンズ構成5群7枚、最短撮影距離30cm、外形寸法φ59.6x49mm、重量245g、絞り羽根枚数は10枚、フィルター径43mmです。35mmF1.4とは思えないコンパクトボディでレンジファインダー用の35mmF1.4に近いサイズ感です。小さいことで取り回しは良好です。

絞りリングはクリック感があるタイプ間隔は不等ピッチで、F1.4とF2.8の間は4クリック、F2.8とF4の間は3クリック、F4以降は1クリックずつあります。F2はどこにあるのか指標に記載がないのでわかりません。

無限遠は∞マークの位置付近で出るように調整されていて突き当りまで回すとオーバーインフになります。

絞りリング、フォーカスリング共にニコン純正とは逆方向に回転します。低温時はグリスが粘っているのか回転トルクが少し重くなる感覚がありました。外観とフードはアルミ削り出しのアルマイト処理、マウントは恐らく真鍮でメッキ処理が施されています。マウントのガタつきはなくビルドクオリティはかなり高いです。

調べて行くとCheecarという会社が製造元のようでCL-Mil3514Nという名称で売られていましたが詳細は不明で製品にシリアルナンバーはなく品質保証書がついて来ません。


AmazonではHakeeta 01という販売元で似たようなレンズを売っています。


描写についてはCheecarのHPにこんなことが書かれています。

德味十足,色彩浓厚,内锐外柔,泡状焦外营造童话氛围
Google翻訳:ドイツの風味、強い色、シャープな内側とソフトな外側、おとぎ話の雰囲気を作り出す泡状のフォーカスに満ちています。

ドイツの風味とは意味不明ですが恐らくドイツ製35mmF1.4で名高い初代SUMMILUX35mmF1.4のことを指しているのだと思います。

F5.6まで絞ってますが周辺光量低下があります

絞り開放

F1.4開放付近では球面収差によるフレアが多めでコントラストが低いかなりふんわりとした描写です。周辺は強烈な光量低下と描写の乱れが見られます。絞るとコントラストが向上し解像感が上がりますが、光量低下はF5.6でもあり、像もカリカリにシャープにはなりません。周辺はコマ収差と思われる収差で流れていて解像感が低いので被写体は中心に置いた方がいいと思います。


ボケは前後とも綺麗で軸上色収差はほとんど見られません。ボケ自体は滑らかですが口径食がかなり大きいのでイルミネーション等の点光源の撮影時には気を使います。


逆光はかなり弱くゴーストがはっきりでることもあります。太陽を入れた構図には要注意です。


はっきり言って高性能ではありませんので実用レンズとして考えると少し残念ですが、新品でありながらオールドレンズよりも安価にオールドレンズテイストが楽しめる個性的で楽しいレンズです。



2023年2月11日土曜日

中華標準レンズについて調べてみました

 ニコンに限らずですが最近の新製品は非常に高いですね。原材料の高騰、為替、政府からの賃上げ要求などが影響していると思いますが、すぐに給与が上がらない庶民にとってはレンズがどんどん手が届かない価格帯になっていきます。

そこで今回は、国内で入手可能なサードパーティーの中華Zマウント標準レンズを調べてみました。Kamlan 55mm F1.4を追加しました(2023/2/25)

名称7Artisans50mm F1.05TTArtisan 50mm f/2TTArtisan 50mm f/1.4 ASPHSPEEDMASTER 50mm F0.95 IIIKamLan 55mm F1.4 
メーカ七工匠 7Artisans銘匠光学銘匠光学中一光学Machang Optical
レンズ構成7群10枚5群6枚8群10枚7群10枚6群8枚
特殊低分散レンズ2-1--
高屈折レンズ-2-15?
高屈折低分散レンズ--85-
非球面レンズ--1--
最短撮影距離[m]0.570.50.50.50.5
最大撮影倍率非公開非公開非公開0.1非公開
フィルター径[mm]5843496758
絞り羽根枚数[枚]1310121113
サイズ[mm]Φ64×79Φ60×35Φ60×69Φ73×88Φ76.5×60mm
AF×××××
電子接点×××××
重量[g]590212455770475
価格¥59,850¥11,520¥36,900¥99,000¥30,690

名称YN50mm F1.8Z DF DSMAF 50mm F1.8 ZAstrHori 50mm F2Brightin Star 55mm F1.8Brightin Star 50mm F0.95
メーカYONGNUOVILTROXAstrHori星曜光学星曜光学
レンズ構成8群11枚10群11枚5群6枚5群7枚9群10枚
特殊低分散レンズ12---
高屈折レンズ41---
高屈折低分散レンズ-----
非球面レンズ12---
最短撮影距離[m]0.450.550.50.50.5
最大撮影倍率0.150.1非公開非公開非公開
フィルター径[mm]5855524962
絞り羽根枚数[枚]9非公開91210
サイズ[mm]Φ68×87Φ70x89.9Φ58x52Φ60x56Φ70x90
AF×××
電子接点×××
重量[g]417390非公開270750
価格¥46,600¥62,000¥17,999¥24,131¥77,287

Zマウントはマイナーだと思ってましたがなんと8会社10機種もあります。

安いレンズが多いですがほとんどが電子接点のないMFレンズで便利さや即写性に劣ります。
AFが必要な場合は、YONGNUOとVILTROXになります。レンズ構成もレトロフォーカスタイプで最新の設計が奢られています。ただVILTROX AF 50mm F1.8 Zは¥62,000と純正のZ 50mm f/1.8 Sの最安値とほとんど変わらない値段です。




口径比F1付近では、7Artisans50mm F1.05、SPEEDMASTER 50mm F0.95 III、Brightin Star  50mm F0.95の3機種があります。6~10万円と少々高いですが、明るさを考えれば破格でして実際にSPEEDMASTER 50mm F0.95 IIIを購入しました。絞ってシャープにならず高性能とは言えませんが個性的で楽しいレンズです。

TTArtisan 50mm f/1.4 ASPHとKamLan 55mm F1.4は変形ガウス型の後方にレンズを数枚追加した一昔前の構成です。最新のレトロフォーカスに比べれば見劣りするかもしれませんがそれなりに写りそうな気がします。



トラディショナルな変形ガウス型はTTArtisan 50mm f/2、AstrHori 50mm F2、Brightin Star  55mm F1.8で1~2万円程度で購入できます。ここまで来れば庶民的な価格と言えます。公開されている情報だと特殊レンズも使われていないのできっと20~30年前の一眼レフ全盛のこの標準レンズと同じような写りなんでしょうね。

Z6+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

個人的にはSPEEDMASTER 50mm F0.95 IIIというじゃじゃ馬レンズを持っているのでもう1本買うとしたらちゃんと写るレンズが欲しいので純正のZ 50mm f/1.8 Sかなと思いますがYN50mm F1.8Z DF DSMも結構評判がいいので検討するときは候補にしたいと思います。