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2024年3月30日土曜日

Z 28-75mm f/2.8を使ってみました

Z 28-75mm f/2.8を数日に渡り使用しましたので記事にします。


キャッチコピーは、開放F値2.8一定で大きく自然なボケを楽しめる使いやすくて気軽な、小型・軽量標準ズームレンズです。

名称Z 28-75mm f/2.8Z 24-70mm f/4 SZ 24-120mm f/4 S
レンズ構成12群15枚
(スーパーED1枚、ED1枚、非球面3枚)
11群14枚
(ED1枚、、ED非球面1枚、非球面3枚)
13群16枚
(ED1枚、ED非球面1枚、非球面3枚)
最短撮影距離[m]0.19(28mm)、0.22(35mm)、
0.3(50mm)、0.39(75mm)
0.300.35
最大撮影倍率0.400.300.39
フィルター径[mm]67.072.077.00
絞り羽根枚数[枚]979
手ぶれ補正×××
サイズ[mm]φ75 × 120.5φ77.5 × 88.5φ84 × 118
質量[g]565500630
実売価格¥113,850¥121,100¥140,000
中古価格¥100,000¥65,000¥135,000

Z 24-70mmf/4Sと比較して2.5mm小さく、32.5mm長く、65g重くなっています。実際に使ってみると長さが少々気になる以外は変わらない印象です。むしろ沈胴ズームがなくなったことで煩わしさが減ったメリットの方が大きいと感じます。


ズームリングの回転トルクは軽めですが自重で落ちることはありません。マウント近くにあるコントロールリングは重めの設定になっています。このリングはフォーカスに設定する人が多いのでもう少し軽めでも良いのかなと思いました。フードはガタツキもなく着脱もスムーズでした。
外観はプラスチック製ながらビルドクオリティは高いですが一部金属を使っているS-Lineとははっきりと差をつけられている印象です。ステッピングモーターによるAFは静かで正確です。


最短撮影距離が短くどの焦点距離でも寄れるので非常に便利です。ズームだと広角側で寄れないことが多いですがこのレンズはそんな心配は不要です。フローティング機構いわゆるマルチフォーカス機能はありませんがおまけではなくちゃんと写ります。


写りは、必要十分な解像感はありつつほんの少し緩めの柔らかい描写が特徴です。色収差、歪曲収差、周辺減光といった基本性能はしっかりと抑えてありますので心配はいりません。もし写りが不満があったらZ 24-70mm f/2.8Sという選択肢を用意していますからそちらを購入すれば良いと思います。


価格的にはZ 24-120mm f/4Sと競合しますが個人的にはF2.8でも単焦点レンズの明るさには遠く及ばないと思っているのでZ 24-120mm f/4Sと単焦点レンズの組み合わせを選択します。写りもZ 24-120mm f/4Sの方が上だと思います。


2024年3月23日土曜日

変わる廃墟展2024

変わる廃墟展に6年ぶり位に行きました。場所は浅草橋駅から少し離れた小さなギャラリーです。廃墟なんてコアな趣味なんで人は少ないのかなと思いきや結構たくさんいて盛況でした。女性率が高かったのが意外でした。

Zf+Z 26mm f/2.8

やはり写真展に出す人の腕前とロケーションは無駄がなくて美しいですね。今回印象に残ったのは広角系とドローンを使った作品です。ドローンは普段見られない角度からの写真になるので新鮮さがあるのがいいんでしょうね。広角レンズもありがちな余計なものの写り込みがなく腕の良さが生きてるなぁという印象でした。私は廃墟写真を撮る時は残留物をいかにして無駄なく切り取るかを意識しています。

Zf+Z 26mm f/2.8

ただ私のように個人宅廃墟にコソコソ忍び込んでると被写体が個人情報ばかりなのでもし写真展やったらモザイクだらけだと思いますw

Zf+E.Zuiko 100mm F2.8

写真展を見終わった後は隅田川沿いを歩いて浅草まで北上しました。川沿いを歩くのは初めてでしたがなかなかいいところでした。下町をレトロ感じで撮ることをイメージしてオールドレンズテイストのあるSPEEDMASTER 50mm F0.95IIIを選択しましたが絞ってばかりでおまけにレンズ自体が重くてフットワークが悪くなってしまい失敗でした。

Zf+Z 26mm f/2.8

Zf+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

浅草のTOKYO隅田川ブルーイングでちょっとだけ🍺休憩

Zf+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

浅草の商店街を抜けて西に向かって上野に向かいました。足早だったので写真少な目です。

Zf+Z 26mm f/2.8


Zf+E.Zuiko 100mm F2.8

アメ横と2k540 AKI-OKA ARTISANを通って秋葉原まで南下しました.。

Zf+Z 26mm f/2.8

Zf+Z 26mm f/2.8

時間が限られていたので足早に駆け抜けていったような感じでしたが久しぶりに写真を撮りながらちゃんと歩きました。とても充実した半日でした。

2024年3月20日水曜日

【お知らせ】ブログタイトル変更について

2006年1月から初めている「ちゅうぶる寫眞器」というブログですが、名前と内容が一致しないことにずっと悩んでいました。数年前から名前の変更は考えていましたがいい候補がなくそのままずっと続けていましたがようやく決まりました。

じゃあ現地で


名前の由来について。
同じ会社で私と同じく中古カメラが好きな人がいまして会社帰りに地元の中古カメラ屋でばったり出くわすことがありました。結構よく会うので帰るときの挨拶がいつの間にか「おつかれさまでした。」ではなく現地でまた会いましょうと言う意味合いで「じゃあ現地で。」になってました。

内容は今まで通りカメラ関係を中心にざっくらばらんに取り上げた記事になります。更新頻度は週1回、毎週土曜日を目標に記事を書いています。

新名称は2024年4月1日から適用したいと考えています。Webアドレスは変える予定はありません。よろしくお願いします。

2024年3月16日土曜日

阿左美冷蔵


4年ぶりに阿左美冷蔵へ行って来ました。阿左美冷蔵は、長瀞にある1890年創業の老舗の氷屋さんです。夏季の大混雑を避けるため我が家はできたての氷が食べられる初春に行くのが通例です。

Zf+Z 40mm f/2

暫く行かない間にお店は大幅リニューアルしていました。

Zf+Z 40mm f/2

同じお店でも席によって頼めるメニューが異なると書かれていました。氷極、蔦楽庵は本館より少しお高めです。今回は本館にお邪魔しました。メニューはほぼリニューアル!?忘れてるだけかもしれませが。

今回は季節限定の桜あんを頂きました。さっぱりとした甘さで美味しかったです。天然氷のおいしさはもちろんのこと蜜の種類が豊富でどれもおいしいのも阿左美冷蔵の特徴です。別添えでくるので自分で好きな量だけかけたり、友達とシェアすることも可能です。

Zf+Z 40mm f/2

お店は相変わらずオシャレです。おいてあるもののテーマが良くわかりませんが、雑貨屋さんみたいな感じです。お客さんが少なかったのであちこち写真を撮らせてもらった上、足湯まで入らせてもらいました。

Zf+Z 40mm f/2

Zf+Z 28mm f/2.8(Special Edition)


Zf+Z70mm F2.8 DG MACRO A

お昼は約1年ぶりのちんばた(亭端)秩父駅前店。ちょうどお昼時に行ったので少し待ちました。

Zf+Z 40mm f/2

今回も前回と同じく三種丼ぶりを頂きました。日替わりも含めて10種類上の丼ぶりから好きなものを3つ選びます。今回は小鮎天ぷら、豚の味噌漬け、わらじカツにしました。どれも美味でしたがわらじカツが薄くてハムカツみたいだったので小さくても良いのでもう少し厚さが欲しかったかなぁ、と思いました。

食後は安田屋へ。メンチカツ売り切れのリベンジを果たすべく1年ぶりの訪問です。メンチカツの値段がなんと100→200円のなんと2倍に!上がってました。今までが大バーゲン価格だったツケでしょうか!?安田屋&お向かいのマイルストーンのベーグルメンチカツサンドは安くて早くて旨い素晴らしい秩父メシだったのですが残念です😅

Zf+Z 28mm f/2.8(Special Edition)

メンチの中身もリニューアルしていて挽き肉の挽き方が細かくなりしっかりと固められていていました。以前は粗挽きで食べるとジュワッと肉汁が染み出す感じでしたがそれがなくなってしまいました。見た目は変わっても味は変わってなくて安田屋の味そのものだったのですが食感は今までの方が好みかなぁ。「その場で食べます」というとおばちゃんがフライヤーから揚げたて熱々のメンチを薄い紙に包んで「熱いよ」と言って100円玉と交換で渡してくれた頃が懐かしいです。

Zf+Z 28mm f/2.8(Special Edition)

ちなみに土日祝日限定でチーズinメンチドッグなる新メニューまで登場しました。きっと美味しいと思いますが450円もするのでコスパはイマイチですね。

Zf+Z 28mm f/2.8(Special Edition

今回はZ 28mm f/2.8(Special Edition)を借りてきて、Z 40mm f/2とSIGMA 70mm F2.8DG MACROの単焦点3本で撮影しました。阿佐美冷蔵の置物なんかは単焦点が良かったです。被写体がレトロなのでオールドレンズでも良かったかなと思ったのは後の祭りですね。

Zf+Z 28mm f/2.8(Special Edition)

以前Z 28mm f/2.8とパンケーキレンズのZ 26mm f/2.8だったらZ 28mm f/2.8を購入したいと結論付けていますが最近Z 28mm f/2.8の方が良いかもと思い始めてます。というのはZ 26mm f/2.8は個人的に苦手としている焦点距離24mm近いこととDCモータによるAF駆動音がシーンによっては気になることがありまして、だったら扱いやすい焦点距離で価格も安いZ 28mm f/2.8でいいじゃんと思い直している最中です。このレンズは中古で買うよりキャシュバックキャンペーン中に新品で買った方が安いのであとはタイミング次第でしょうか、もう買う気満々ですw

2024年3月11日月曜日

宮ヶ瀬カブミーティング

宮ヶ瀬カブミーティングへ行って来ました。

PowerShotG7XMkII(以下同じ)

道に雪がある可能性も考えて今回はJA07で行きましたが全くなしでした。今回もたくさんのカブが来てました。バイクのうち半数以上がカブだったかも!?それくらい凄い台数です。オーナーも若い人が多くなってきた気がします。10年前はほぼおっさんだった気がするんですがこんなにも変わるんですね。カブもクロスカブとCT125が多数でJA07は少数派、というかほぼいません。



そのCT125が欲しいなぁと常々思ってますが、かっこよくカスタムされたクロスカブJA60を見るとこれでもいいかなと思ったり。そんなことしてるうちにCT125はJA55からJA65にモデルチェンジしちゃったし。


カメラは久しぶりにPowerShotG7X Mark IIを持って来ました。最近のコンデジブーム?で中古価格が急騰中です。今見直したところでと写りが良いとか、使いが勝手いいなんてことはなく市場から新品がなくなってないものねだりで価格が高騰しているのでしょう。今から大枚叩いてコンデジなんて買っても満足なんてできないですし、実際にコンデジ使っている人を見かけません。


仮に今から開発したとしても少なくとも2,3年はかかるのでメーカもこのブームに乗ることはないと思われます。

おまけ:本日のきてぃさん


後ろ姿でごめんなさい🙇

2024年3月9日土曜日

中望遠レンズで桜撮影

桜を中望遠レンズで遊んでみましたので記事にしました。

FE 100mm F2.8 STF GM OSS

濃いピング色なのでたぶん河津桜です。

Z6+FE 100mm F2.8 STF GM OSS

アポダイゼーション(APD)フィルターが内蔵されたボケにこだわった望遠レンズです。マクロレンズではありませんが0.25倍まで寄れるのが特徴です。

Z6+FE 100mm F2.8 STF GM OSS

ピントのあったところはシャープでボケは綺麗とG Masterシリーズなので当然かと思いますが私にはAPDレンズの魅力がわかりませんでした。ボケは確かに綺麗だけどわざわざ光量をロスしてまで光学フィルターで均質なボケに拘らなくてもいいのでは?というのが率直な感想です。

Z6+FE 100mm F2.8 STF GM OSS(トリミングあり)

ちなみにETZ21(Ver1.33)との組み合わせではフォーカスリミッターのスイッチを切り替える度にフリーズが発生するという致命的なバグがあり快適とは程遠かったです。

Batis 2.8/135

神奈川県発祥のタマナワサクラを撮りました。ソメイヨシノに似た淡いピンク色です。

Zf+Batis 2.8/135

ZEISS製AFレンズです。フードやリアキャップも含めて凹凸を排除したシンプルデザインはとても格好良いです。ただし操作性に難ありでレンズ側に切替スイッチが何も無いため手ぶれ補正とAF/MF切替はカメラ側から操作する必要があります。

Zf+Batis 2.8/135

今回使用して手ぶれ補正が搭載されたレンズであることを初めて知りました。調べるとタムロン製のようで手ぶれ補正の張り付くような挙動はなるほど納得です。

Zf+Batis 2.8/135

描写は開放からキレ味鋭く鳥の毛一本一本はもちろん目の中まで写っていてやりすぎじゃないかと思うほどコントラストが高くてシャープです。ボケ味も良好で解像感とボケを両立しています。

Zf+Batis 2.8/135

最短撮影距離0.87m、最大撮影倍率0.19倍で単焦点レンズとしては普通のスペックですが桜の撮影には遠すぎました。マクロレンズを選定した方が良いと思います。

EMZ M100AF

FE 100mm F2.8 STF GM OSSと同じ被写体です。

唯一の自前レンズです。私が持っているのはトキナー製ですがコシナ100mmF3.5の方がメジャーで市場に多く流通しています。レンズ構成はトラディショナルなクセノタール型です。最大撮影倍率は0.5倍で付属のクローズアップレンズを使うと等倍になる仕様でしたが、中古でこのレンズがついているものはほぼ見かけません。

Zf+EMZ M100AF

外観はシボあり無塗装素地に印刷をしただけの簡素な作りで非常に軽量です。フォーカスリングはスカスカでシビアなピント調整には不向きです。所有しているものは中玉クモリありですが撮ってみるとさほど影響は感じられません。私が知る限り中古流通品のほぼ100%にレンズクモリが発生しています。

Zf+EMZ M100AF

描写はシャープと柔らかさの絶妙なバランスで桜の花に良くあっています。オールドレンズのような古さは皆無で実用的です。単品で見る分には何の問題も感じませんが先のFE 100mm F2.8 STF GM OSS、Batis 2.8/135と見比べてしまうと劣るのは仕方がないところです。

Zf+EMZ M100AF

私はこのレンズを中古1,000円で購入しました。Batis135mmの1/100以下のお値段でこの写りは驚異的です。相場は5,000円未満で激安ですのでとりあえず1本持っていても損はしないと思います。クモリさえなればもっとお勧めできるのですが残念です。

2024年3月2日土曜日

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDを購入しました

迷走する望遠ズームの選択。

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDを購入しました。借りて使ってみてボロクソに書いたくせになぜこうなったのか。

色々使ってみたけど70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDが一番マシだったのです。手ぶれ補正がない、描写が期待したほど良くないと書いてます。一方で他の候補も借りたり買ったりしたもののいずれも大した差ではなく、動きものを撮る機会が多い望遠レンズにとってAF性能は外せない項目であることも再認識してネイティブマウントのこのレンズが良いのではという結論に至りました。

名称100-400mm F5-6.3 DG DN OS CSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
メーカSIGMATAMRONTAMRON
レンズ構成16群22枚
(FLD1枚、SLDレンズ4枚)
12群17枚
(XLD1枚、LD1枚)
10群15枚
(LD1枚)
最短撮影距離[m]1.12(W)/1.60(T)1.5 (T)0.8 (W)/1.5 (T)
最大撮影倍率0.24(T)0.25(T)0.11(W)/0.196(T)
フィルター径[mm]676267
絞り羽根枚数[枚]997
手ぶれ補正×
サイズ[mm]φ86.0 × 199.2φ81.5 × 151.1φ77 × 150.3
質量[g]1140765580
中古相場¥90,000前後¥18,000前後¥60,000前後
マウントEマウントFマウントZマウント

以前書いた感想をベースに改めて使い勝手をレポートします。


このレンズのコンセプトは「気軽に楽しむ、望遠300mm」、世界最小・最軽量望遠ズームレンズを謳っています。小型軽量を実現するため手ぶれ補正、AF/MF切り替えスイッチ、ファンクションボタンといった機能は搭載されていません。レンズ構成は10群15枚。LDレンズを1枚使用しています。同社のSP70-300mm F/4-5.6Di VC USDに非常に良く似ていますのでおそらくこれをベースに設計したのでしょう。



最大径φ77mm、全長150.3mm 、質量580gです。 手ぶれ補正なし、望遠端のF値は1/3段暗いので一眼レフ用の70-300mm F4-5.6よりも小さい筐体を予想していましたが思ったほど小さくはありません。


最短撮影距離は0.8〜1.5m、撮影倍率で0.106〜0.196倍と寄れない印象です。ただ、以前の70-300mmクラスのレンズの最短撮影距離は全域で1.5mが普通でしたので使い勝手は少し良くなりました。


ズームリング、フォーカスリング共に回転トルクは少し重めの設定です。ズームリングにロックスイッチはありませんが自重で落ちてくることはありませんでした。一方でフォーカスリングは少しザラついた感触があります。



フォーカスリングの設定は機敏すぎるようで手で触れただけでもMFになってしまいます。もうちょっと鈍感でもいいと思います。残念ながらTAMRON Lens Utilityでも回転のリニア、ノンリニアの設定はありますが敏感度の設定はないようです。


フードは丸型のバヨネット式でクリックストップは適切な重さでガタツキは少ないです。外観の質感は、70-180mm F/2.8 Di III VXDと同じ印象ですが、操作感の違いから70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの方がビルドクオリティは高いと感じました。
AFは高速かつ静粛で概ね良好なのですが、大デフォーカス時にどこにピントを合わせたら良いのかわからずにダンマリということがありました。MFにしてデフォーカス量を小さくしてあげると合わせてくれるようになります。


描写はキレキレではないもののシャープでディテールはしっかりと表現できていて2400万画素クラスであれば困らないレベルではあります。LDレンズの使用枚数は僅か1枚で望遠ズームでは高性能を謳うレンズほど使用枚数が多くなる傾向にある中でよくこの性能が出せたなという印象はあります。ボケは自然かつ綺麗で軸上色収差が見られないところが現代的です。F値が暗いとは言え300mmなのでそれなりにボケてくれます。ゴーストやフレアの発生は非常に少なくA005と比べると技術の進歩を感じます。
焦点距離的にみてニコンZ 24-70mm f/4Sのお供にしたくなりますがちょっと緩い写りなので物足りない印象があるかもしれません。


小さくて寄れるレンズが多い最近のタムロン製レンズの中では正直期待はずれでした。手ぶれ補正がないとか寄れないといった伸びしろをかなり残していますので今後の進化に期待したいところです。結論については基本的に変わりませんがフルサイズZマウントの手軽な望遠ズームはこれ一択ですので今すぐ欲しい人はこのレンズをしかないというのが現実です。正直一度出した結論を覆して購入した自分に納得がいかないですw


個人的には¥70,000という価格は高いと思いますが、望遠ズームとしてもタムロン製Zマウントレンズとしても最も安いので私の感覚がおかしいのでしょう。

ちなみに手ぶれ補正がついた場合の値段を予想してみました。70-180mm F/2.8 Di III VXDと70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2はの実売価格差が約\25,000ですのでもし70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの手ぶれ補正付きの価格は¥95,000になると予想します。現状\100,000前後で買える望遠ズームがないので売れる見込みはあると思われます。