キャッチコピーは、開放F値2.8一定で大きく自然なボケを楽しめる使いやすくて気軽な、小型・軽量標準ズームレンズです。
Z 24-70mmf/4Sと比較して2.5mm小さく、32.5mm長く、65g重くなっています。実際に使ってみると長さが少々気になる以外は変わらない印象です。むしろ沈胴ズームがなくなったことで煩わしさが減ったメリットの方が大きいと感じます。
ズームリングの回転トルクは軽めですが自重で落ちることはありません。マウント近くにあるコントロールリングは重めの設定になっています。このリングはフォーカスに設定する人が多いのでもう少し軽めでも良いのかなと思いました。フードはガタツキもなく着脱もスムーズでした。
外観はプラスチック製ながらビルドクオリティは高いですが一部金属を使っているS-Lineとははっきりと差をつけられている印象です。ステッピングモーターによるAFは静かで正確です。
最短撮影距離が短くどの焦点距離でも寄れるので非常に便利です。ズームだと広角側で寄れないことが多いですがこのレンズはそんな心配は不要です。フローティング機構いわゆるマルチフォーカス機能はありませんがおまけではなくちゃんと写ります。
写りは、必要十分な解像感はありつつほんの少し緩めの柔らかい描写が特徴です。色収差、歪曲収差、周辺減光といった基本性能はしっかりと抑えてありますので心配はいりません。もし写りが不満があったらZ 24-70mm f/2.8Sという選択肢を用意していますからそちらを購入すれば良いと思います。
価格的にはZ 24-120mm f/4Sと競合しますが個人的にはF2.8でも単焦点レンズの明るさには遠く及ばないと思っているのでZ 24-120mm f/4Sと単焦点レンズの組み合わせを選択します。写りもZ 24-120mm f/4Sの方が上だと思います。
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