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2025年9月20日土曜日

実用中古標準レンズ100本ガイド

20年位前から欲しかった本をやっと手に入れました。

実用中古標準レンズ100本ガイド

中身は当時の最新AF~オールド標準レンズを作例と共に1~2ページの解説した本となっています。発行は2000年なので作例は当然フィルムです。新刊の頃から欲しくていつの間にか廃刊になって買う機会を失い最近になってまた再熱して中古で買ってしまいました。

Zf+Nikkor-H・C 5cm F2

内容的には今更買って読むようなものではありません。20年前なので作例はみんなフィルムで描写はネット上の作例の方がずっと分かりやすいです。書いてある内容も癖玉として名高いAi 50mm f/1.2Sの解説に「自然なボケ」と書いてある時点で今とは感性が全然違う(笑)ので全く当てになりません。

Zf+Ai 50mm f/1.2S

自分が知らないレンズも多数取り上げられていてとても勉強になります。こうやってレンズが増殖していくんですね。一時期標準レンズだけで20本以上持ってましたが大分減らしました。それでもかなり多いですけど、標準レンズは勝手に生えてくると言ってましたが当にそんな感じ。いつの間にか増えてますw最近のマイブームは個性のある写りをするレンズです。興味が沸いたレンズは調べて気に入ったら買ってみる。そして飽きたら手放す。一生かかっても全部の標準レンズを試すなんてきっと無理ですから…。

Zf+HELIOS-44M-4


2025年8月16日土曜日

Jupiter-8を購入しました

またロシアレンズを買ってしまいました。

このレンズの歴史はZENIT公式サイトに詳しく書かれています。要約するとこんな感じです。

コンタックス用のカール・ツァイス・ゾナー5cm F2は、1930年代初頭にルートヴィヒ・ベルテレによって設計されました。第二次世界大戦後、ソ連は、多くのドイツ製レンズに関する資料、ならびにそれらの製造に必要な技術、材料、設備を賠償として受け取りました。クラスノゴルスク機械工場(KMZ)での製造開始当初、このレンズは「ZK」(クラスノゴルスク・ゾナー)という名称で販売されていました。このレンズは、色収差、球面収差、像面湾曲を大幅に排除するように設計されています。

コンタックスマウントのZK2/50 (後に Jupiter-8 と命名) の生産は、1947 年にキエフ兵器廠工場でKievがリリースされたときに始まりました。

L39マウントのKMZ製のJupiter-8は、ZorkiとLeningrad用のレンズとして供給されました。

焦点距離:52.49mm
絞り羽根枚数:9枚
最短撮影距離:1m
サイズ:φ49x45mm
質量:130g
開発年(Sonnar 5cm F2):1930~1932年
ドイツオリジナル設計:ルートヴィヒ・ベルテレ
再設計:M.D. マルツェフ

レンズ構成図を見るとSonnar 5cm F2とJupiter-8はレンズのRや肉厚が明らかに違うところがあり完全なコピーではないことは明確です。

Sonnar 5cm F2


Jupiter-8

1950年代から1990年頃まで長きに渡って生産されたレンズでバリエーションがあります。大きく分けるとシルバー鏡筒で無限遠ロックのある前期型、シルバー鏡筒で無限遠ロックがない中期型、ブラック鏡筒の後期型です。それ以外にもレンズ銘板の表記(1:2 F=5CM or 2/50、コーティングという意味を示すПの有無)が異なるなど何種類かバリエーションがあります。私が購入したのは1961年製の中期型です。

ロシアレンズはネットの方がタマ数が多いのでネットで購入することが多いのですが今回は実店舗で購入しました。古さ故のコンディションもありますがビルドクオリティが低さが特徴ということもあるので買う前に実物が見られるというのは安心感があります。 L39マウントの相場は2万円前後、安い品物はほとんどがコンタックスマウントです。

入手したレンズはフォーカスリングのグリスが抜け気味、レンズ内はカビクモリなし、ロシアレンズにはよくある拭きキズはほとんどなしというコンディションでした。

鏡筒はアルミ製で非常に軽量です。見た目もスペックもそっくりながら真鍮で作られたNikkor H・C 5cm F2のずっしり感とは全く異なります。絞りはクリックなしの不等ピッチです。先端かつ径が細いのでフードを付けると操作が非常にやりにくくなります。

絞り開放ではコントラスト低めで柔らかな描写です。絞るとシャープになってきますが解像感は大きく改善しません。周辺に行くとピント位置を見極めるのが困難なくらい流れています。HELIOS-44のような中心以外は使えない!位極端ではないもののはっきりと認識できます。


一方でフレアや色付きは目立ちません。後ボケは輪郭が残ってて硬め、前ボケの方がどちらかと言うと綺麗で若干二線ボケ傾向がみられるもの自然なボケ味になっています。発色は地味ながらトーンがしっかりと出てます。古いレンズなので当然ですが逆光でゴーストが出やすくオールドレンズらしい描写になります。


2024年2月10日土曜日

とある町の廃屋

外見は古い一軒家の空き家です。場所バレを防ぐため外観の写真は非公開にします。

間取りは平屋の4DK、建てられたのは間違いなく昭和でしょう。外見からして人が住んでいるような雰囲気はないのですが、浮浪者や犯罪者が根城にしている可能性は否定できないので慎重に中の様子を伺います。

Zf+Z 14-30mm f/4S

恐る恐る奥に行くとあっ…人の気配が!!

Zf+Z 24-120mm f/4S

遺影でした。男性が2人こちらを見ています。遺影の手前に置いてある白い箱が一瞬お骨に見えましたが方除四神祓塩という盛り塩でした。故人はお酒が好きだったらしく一升瓶がお供えしてありました。

Zf+50mm F1.4 DG HSM Art

無人になったのは壁に残されたカレンダーと家具の年代から2004年頃だと思われます。残留物は微妙な残り方でキッチンや風呂トイレは綺麗に片付けられているように見受けられる一方で居間には残留物がたくさんありました。

Zf+50mm F1.4 DG HSM Art

最後に住んでいた人は男性で介護ベッドと車いすがありましたので足腰が悪かったと思われます。名前が特定できるものが多数残されていましたので入院等で一時的に家を空けるつもりで出て行ったもののそのまま戻れずに廃墟になってしまったのでしょう。ラリーカーが好きだったようで雑誌やヘルメットがありました。

Zf+Z 14-30mm f/4S

Zf+HELIOS-44M-4

なんと床には現金が散乱していました。小銭とはいえ廃墟で大量の現金を見るのは初めてかもしれません。箪笥をくまなく探せば現金も出てきそうな気がしましたが泥棒する気はありませんので止めておきました。実は預金通帳を見つけてしまったのですが蓄えはそれほど多くなかったです。

Zf+Z 28-75mm f/2.8

お風呂の入口にはトラップが…床が腐って穴が開いています。テープで補修した跡があるので住んでいた時から腐食は進んでいたようです。ちなみに建物は少し歪んでいて一部の扉は開きませんでした。

Zf+Z 28-75mm f/2.8

Zf+Z 14-30mm f/4S

テレビはアナログ、パソコンや携帯電話の類もありませんでした。この家の時間は20世紀で止まっています。なぜか冷蔵庫の扉が固く閉ざされていて開きませんでした。きっと見せたくないものが入っているんでしょうw

Zf+Z 14-30mm f/4S

Zf+Z 14-30mm f/4S

単なる空き家だと思って期待してなかったのですが生活感を感じるとても生々しい廃墟でした。破壊された跡が全く無いのでこのままそっとしておいてあげようと思います。

Zf+Z 28-75mm f/2.8


2024年2月3日土曜日

HELIOS-44M-4を使ってみました

HELIOS-44M-4の仕様はこちらをご参照ください。
今回は珍しくオークションで購入したのですが最初に入手したものが説明とは異なるものだったので交換してもらいました。私が購入したHELIOS-44M-4は、1984年クラスノゴルスク機械工場製造のモノコート仕様です。


実際のレンズはノンコートにも見える面反射でした。
あとロシアンレンズは造りが良くないというかバラつきが大きいのである程度の不具合は覚悟してましたが、フォーカスリングに若干回転ムラとグリス滲み、距離指標文字が一部消えかかっている程度で40年前のロシアンレンズにしては良い出来でした。ちなみに最初に入手したものはフォーカスリングが重くトルクムラも多かったです。


外観はオール金属製でしっかりとした作りです。ロシアンレンズというと作りが雑で個体ばらつきが大きいイメージがありますがこのレンズに関してはフォーカスリングの回転トルクムラとグリス滲みがあるくらいで比較的よくできている方でした。


HELIOS-44-2と比較すると鏡筒がひとまわり太いです。HELIOS-44-2の特徴でもあるマウント取り付け部のくびれはなくなりオーソドックスな形状になっています。


中心部はかなりシャープな一方で周辺はピント合わせが難しくなるほどグズグズです。これがたぶんぐるぐるボケ由来となる非点収差でしょう。


地味な発色、派手に出るゴースト、独特の空気感と言いますかこのレンズならではの世界観があります。カラーよりもモノクロがよく似合います。




ぐるぐるボケが特徴のレンズですからボケは汚いです。このぐるぐる感は普通に撮ったのでは中々でにくく、被写体が近くかつボケが単調な背景である必要があります。


クセ玉ですがオールドレンズとして見ればわかりやすい個性があると言えます。価格も安いので初めてオールドレンズを買う人にもオススメです。

2024年1月27日土曜日

HELIOS-44M-4を購入しました

HELIOS-44M-4を購入しました。HELIOS-44M-4の主なスペックは58mmF2、最短撮影距離は0.5m、フィルター径52mmです。レンズ構成は戦前のCarl ZeissのBiotar58mmF2をベースに設計したガウス型です。


HELIOS-44シリーズのマウントはM42/ZENIT-7用/Kマウントが作られていてM42マウントだけでも7種類のバリエーションがあります。ZENITのHPに書かれている内容をベースに販売されている写真等を見て表にまとめてみました。※ZENITも全てのバリエーションを把握できていないようです。

名称HELIOS-44-2HELIOS-44-3HELIOS-44-3MHELIOS-44MHELIOS-44M-4MC HELIOS-44M-4MC HELIOS-44M-5MC HELIOS-44M-6MC HELIOS-44M-7
工場KMZ/MMZ
/VALDAI
MMZMMZKMZ/MMZKMZ/VALDAIVALDAIVALDAIVALDAIVALDAI
レンズ構成4群6枚
最短撮影距離[m]0.51.50.550.5
フィルター径[mm]495240.552
絞り駆動方式プリセット自動
絞り羽根枚数[枚]86
解像度[line/mm]
(中央/端)
38/20不明不明不明38/1941/2045/2550/30
透過率0.82不明不明不明0.800.850.90
サイズ[mm]φ60x47不明不明φ64x42
質量[g]230250不明300270

生産場所はKMZ(クラスノゴルスク機械工場)、MMZ(ミンスク機械工場)、VALDAI(ジュピター・バルダイ光学機械工場)の3つの工場です。HELIOS-44-M4/5/6/7は同じサイズでデザインも同じです。

表の内容だけで判断すると透過率と解像度の高いHELIOS-44-M7が一番よさそうに見えますが、そこはロシアンレンズですから購入時は鏡筒ガタつきやレンズ内部状態も含めて判断した方がいいと思います。


44Mという名称だと自動絞り機構でそれがないものはプリセット絞りです。自動絞りはマウントアダプタ側がピンを押す構造になっていないと絞りが動作しません。中古市場ではHELIOS-44-2が最も多く、次いで多いのがHELIOS-44M-4のようです。詳しいことはM42 MOUNT SPIRAL出品者のひとりごとに書かれています。

Z6+HELIOS-44-2

実は以前にHELIOS-44-2を買って使っていましたが絞りリングの動作が硬くて使いにくいのでHELIOS-44M-4を購入しました。最近はロシアンレンズですら高くて手が出ないものが出てきましたがこのレンズは非常に安価なので修理することは考えず使い捨て感覚で購入できます。

Zf+HELIOS-44M-4

このレンズの特徴はぐるぐるボケで「ぐるぐるボケ」で検索するとこのレンズがまず出てきます。実際に使ってみると綺麗なぐるぐるボケを出すには被写体との距離が離れていて(ボケが大きい)かつ背景が単調であるといった条件が必要で単に絞りを開けて撮っただけではぐるぐるボケは出てきません。むしろ逆光に非常に弱いという特徴の方が簡単に出せます。

オールドレンズの味として見ればおもしろい効果ですのでこれらを生かした作例が撮れましたらまた記事にしたいと思います。

2024年1月14日日曜日

宮ヶ瀬カブミーティング

11月が行けかなかったので宮ヶ瀬カブミーティングへ行くのは4ヶ月ぶりですが宮ヶ瀬へ行くのはイルミネーション以来1ヶ月ぶりです。

先日の雨が宮ヶ瀬近くでは雪⛄であることは自宅から丹沢が冠雪して見えるいることで容易に想像できましたのでゆっくりめの出発にしました。
それでも北岸道路は凍結してて滑って倒れて車線を塞いでいる大型バイクがいたので引き起こしの人助け。幸いライダーに怪我はなかったようでしたがバイクは破損してたので自走で帰れたかまでは確認しませんでした。ガソリンが漏れていたバイクを起こしたので手袋がガソリン臭くなりましたw

天気は快晴。わずかに斜面に雪が残っていましたが気になるほどではないです。

Zf+Z 24-70mm f/4S

頑張って雪だるまを作った人がいました。とても小さくて可愛かったです。

Zf+HELIOS-44M-4


着くのが遅かったのでカブは少な目でした。

Xperia5III

忘れずにお約束のキティさんの記念写真。珍しくシマ爺さんとの2ショットです!

Zf+Z 24-70mm f/4S

キティさん若返りすぎなんですけどwww体に対して顔小さすぎでしょw
PhotoShop2024のAI機能で女子高生を生成したらこうなりました。

2022年4月26日火曜日

K&F CONCEPTのKF-42Zを購入しました

K&F CONCEPTのKF-42Z(Z→M42マウントアダプタ)を購入しました。

M42レンズを使うのは久しぶりでレンズの特性をすっかり忘れてしまいましたので新しくレンズを買った気分になって使ってみます。

手始めにHELIOS44-2を使ってみました。ツアイスのBIOTARコピーと言われている典型的なダブルガウス型で58mmF2です。所謂ロシアンレンズですが、私が持っているのは1980年製造のMede in USSRと書かれている旧ソ連時代のものです。

私の持っているレンズは状態が悪くて鏡筒のガタツキがあり、絞りリングは動きが硬く、フォーカスリングはスカスカ、後玉は細かなキズが多いです。

そんなレンズで撮った写真は非常に個性的で逆光ははっきりとした形状が出る心霊写真のようなゴーストが出ます。

Z6+HELIOS44-2

発色も補正しないと黄色くオールドレンズっぽい描写が楽しめます。

Z6+HELIOS44-2

ぐるぐるボケと言われる非点収差が原因のボケが特長ですが、これを出すのは非常に難しいです。

Z6+HELIOS44-2

後ボケはぐるぐるした感じはなくとも煩いボケが常に付きまとっています。全体的にコントラストが低く中心以外は描写が甘いです。使いにくそうと思った人、正解です。使い勝手も写りも癖が強めです。真面目に写真を撮っている人から見たら不良品と言うでしょうね。でもそれが面白いんですよ。

PANCOLAR50mmF1.8も一緒に持って行きました。

PANCOLAR50mmF1.8は東ドイツのCarl Zeiss Jena製の変形ガウス型構成のレンズです。写りはコントラストが高くてシャープで35cmまで寄れます。

Z6+PANCOLAR50mmF1.8

Z6+PANCOLAR50mmF1.8

逆光は少々苦手ですが時代を考えればむしろ優秀というべきかと思います。HELIOS44-2と一緒に使うとまともな写りにちょっとびっくりします。実用性が高すぎてオールドレンズにならないのが欠点でしょうか。ツアイスってすごい。

最後にINDUSTAR-61L/Z。

1960年代?から生産されているレンズですが私が持っているINDUSTAR-61L/Zは、2004年製造の正真正銘ロシア製ロシアンレンズです。50mmF2.8のテッサ―型レンズ構成で30cmまで寄れて、絞りをF5.6~8に設定すると絞り形状が星型になるレンズです。今回はそこまで絞らなかったので絞り形状で個性を見出すことはしませんでした。

Z6+INDUATAR-61L/Z

テッサーというとシャープでコントラストの高い描写を想像しますがこのレンズはイメージと異なり柔らかめでやや低コントラスト。その代わりボケは綺麗です。

Z6+INDUATAR-61L/Z

マクロレンズ並の30cmの近接能力がありますがマクロレンズのようなカリカリ描写を期待すると裏切られてしまいます。あくまでオマケです。

Z6+INDUATAR-61L/Z

M42レンズはあとSuper-Multi-Coated MACRO-TAKUMAR50mmF4とSuper-Takumar55mmF1.8を所持しています。これらも暫く使用していないので使ってあげようと思います。

K&F CONCEPTのKF-42Zを購入することでしばらくの間死蔵していたM42マウントレンズを復活させることができました。しかし、所有するM42マウントのレンズが5本あって全部標準レンズとは…変態にもほどがありますね。