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2024年2月10日土曜日

とある町の廃屋

外見は古い一軒家の空き家です。場所バレを防ぐため外観の写真は非公開にします。

間取りは平屋の4DK、建てられたのは間違いなく昭和でしょう。外見からして人が住んでいるような雰囲気はないのですが、浮浪者や犯罪者が根城にしている可能性は否定できないので慎重に中の様子を伺います。

Zf+Z 14-30mm f/4S

恐る恐る奥に行くとあっ…人の気配が!!

Zf+Z 24-120mm f/4S

遺影でした。男性が2人こちらを見ています。遺影の手前に置いてある白い箱が一瞬お骨に見えましたが方除四神祓塩という盛り塩でした。故人はお酒が好きだったらしく一升瓶がお供えしてありました。

Zf+50mm F1.4 DG HSM Art

無人になったのは壁に残されたカレンダーと家具の年代から2004年頃だと思われます。残留物は微妙な残り方でキッチンや風呂トイレは綺麗に片付けられているように見受けられる一方で居間には残留物がたくさんありました。

Zf+50mm F1.4 DG HSM Art

最後に住んでいた人は男性で介護ベッドと車いすがありましたので足腰が悪かったと思われます。名前が特定できるものが多数残されていましたので入院等で一時的に家を空けるつもりで出て行ったもののそのまま戻れずに廃墟になってしまったのでしょう。ラリーカーが好きだったようで雑誌やヘルメットがありました。

Zf+Z 14-30mm f/4S

Zf+HELIOS-44M-4

なんと床には現金が散乱していました。小銭とはいえ廃墟で大量の現金を見るのは初めてかもしれません。箪笥をくまなく探せば現金も出てきそうな気がしましたが泥棒する気はありませんので止めておきました。実は預金通帳を見つけてしまったのですが蓄えはそれほど多くなかったです。

Zf+Z 28-75mm f/2.8

お風呂の入口にはトラップが…床が腐って穴が開いています。テープで補修した跡があるので住んでいた時から腐食は進んでいたようです。ちなみに建物は少し歪んでいて一部の扉は開きませんでした。

Zf+Z 28-75mm f/2.8

Zf+Z 14-30mm f/4S

テレビはアナログ、パソコンや携帯電話の類もありませんでした。この家の時間は20世紀で止まっています。なぜか冷蔵庫の扉が固く閉ざされていて開きませんでした。きっと見せたくないものが入っているんでしょうw

Zf+Z 14-30mm f/4S

Zf+Z 14-30mm f/4S

単なる空き家だと思って期待してなかったのですが生活感を感じるとても生々しい廃墟でした。破壊された跡が全く無いのでこのままそっとしておいてあげようと思います。

Zf+Z 28-75mm f/2.8


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