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2022年12月27日火曜日

NikonリモートコードMC-DC2と中国製互換リモートコードを比較してみました

 一般名称はケーブルレリーズだと思いますが、Nikonはリモートコードと呼んでいるのでその名称を使います。

kwmobile製のリモートコードは。1年ほど前にZ6を購入した時と同時期に購入しています。使用頻度はそれほど高くなかったかと思います。

上がNikon製、下がkwmoble製

早速ですが見比べてみましょう。外観は非常に良く似ています。外観やボタンの形状、ロック時に見える色、滑り止めのパターンまでそっくりでMC-DC2互換品というより模造品です。さすがに分解はしていないので中身までコピーできているかまだは確認しませんでしたが、この手の商品はメーカ問わず板バネを3枚使用したリーフスイッチなので構造が同じなのは間違いないでしょう。

上がNikon製、下がkwmoble製

ケーブルはNikon製はしなやかで柔軟性があります。一方kwmobile製は硬くて曲がりにくいです。断線しているのはこの中のどこか(恐らく根本付近と思われます)です。硬さに影響するのは導線を覆う被覆で経験上硬いから断線しやすいとか柔らかいから断線しにくいというのは一概には言えないです。材料選定は繰り返し曲げに耐えられるかの試験を行っているはずですが、安物はこの辺を疎かにしている可能性が高いです。この部分は非常に弱いのでNikon製もいずれ断線するのは仕方がないと思ってます。製造はNikonとkwmobike共にMade in CHINAで純正品でも保証書はついていません。

上がNikon製、下がkwmoble製

Nikon製はカメラ側ケーブルの根元にノイズ対策でTDK製のフェライトコアが巻いてあります。kwmobileはフェライトコアがついていませんが本体側にRoHs、CE、WEEE指令のマークがついています。どのマークもEU圏における認証マークです。日本の技適マークはありませんが外観に表示することは義務化されていませんので認証が取れているかどうかは定かではありません。Nikon製はWEEE指令のマークが説明書に記載されているだけでそれ以外の表示がありませんが、これはリモートコードがカメラのアクセサリで単独では使用できないからでカメラ側に表示されていれば問題ないと判断したものと思われます。

上がNikon製、下がkwmoble製

リモートコードは機能が単純で純正でも断線のリスクはあるので使い捨てと考えた方が良さそうなのでNikon純正の凡そ半額で購入できる互換品にしましたがあまりにも早く断線してしまうと何個も買う羽目になりますのでだったら少しでも長く使える純正品をした方が結果的に安いのかなと思いました。ちなみにkwmoble製のMC-DC2互換リモートコードは調べたところ今は購入できないようです。


2022年12月17日土曜日

PERGEAR 35mm F1.4を購入しました

表題の通りPERGEAR 35mm F1.4のZマウント版を購入しました。

PERGEARは写真映像用品の代理店で自社で製造を行ってないようです。PERGEARという名前はプライべートブランドのようなものでどこが製造を行っているかについては公表されていません。昔のカメラやレンズに詳しい人ならVivitarみたいな会社といえばわかりやすいですかね。

このレンズの特徴は、10枚羽根絞りを採用し滑らかなボケ味、クリック感のある絞りリング、フレアやゴーストを抑制するマルチレイヤーコーティングなどです。フィルター径43mm、外形寸法φ59.6x49mm、重量245gと小型軽量です。一番の特長はフルサイズ用の35mmF1.4が¥15,000という驚異的な安さでしょう。新品1万円台で買えるレンズはとても貴重です。

レンズ構成は5群7枚。レンズ構成図やMTFは公表されていません。35mmF1.4にしてはかなり少ないレンズ構成です。たまたまだと思いますが最近復刻された変形ガウス型の初代SUMMILUX-M 35 f/1.4と同じレンズ構成枚数と絞り羽根枚数です。もしかしてオマージュしてる!?中国製だからあり得るかもしれませんね。ちなみにCONTAX G PlanarT* 35mm F2も同じ変形ガウス型です。

付属品はケースと前後キャップです。フードが付属するはずですがついてませんでした。発送元に確認したとこと入れ忘れた可能性が高いということなので追加で発送してもらいました。フードはアルミ製の削り出しで付属のキャップを使用することが可能です。また、フード先端はφ52mm径でフィルターねじが切られています。

取扱説明書や保証書はありませんでした。そしてなんとシリアルナンバーがありません!製造時の管理はどうやってるのでしょう!?代理店から送られてきたメッセージによると初期不良対応期間は1ヶ月ということでした。完全に売りっぱなしですね。安いレンズとはいえもう少し管理はしっかりとして欲しいです。

レンズ筐体は恐らくアルミ削り出しの黒アルマイト処理で距離指標や絞り値は白色ペイント、被写界深度を示す指標だけ赤色ペイントが施されています。ピントリングは約180°回転します。

絞りリングはクリック感があるタイプで滑らかな回転感触です。間隔は不等ピッチで、F1.4とF2.8の間は4クリック、F2.8とF4の間は3クリック、F4以降は1クリックずつというかなり特殊です。F2はどこにあるのか指標に記載がないのでわかりません。マウントやピント調整時のガタつきはなくビルドクオリティはかなり高いです。

レンズ表面にはマルチコートが施されています。レンズ表面の反射は緑~青色で昨今のレンズにしては多めでコーティングのクオリティは前時代的です。絞り羽根の枚数は10枚で円形絞りではありませんが、枚数が多いので絞り込んだ時の形状は綺麗です。

外観はオール金属でガタつきもなく安っぽさゼロで価格以上のクオリティを感じられて非常に好印象でした。描写の印象も同じなのかこれからじっくりと確認してみたいと思います。




2022年12月11日日曜日

Z6を購入して1年が経ちました

Z6を購入して早くも1年が経ちました。良かったと思ったところ、悪いと思ったところを箇条書きにしてみました。


・電池の持ちは明らかに悪化したがそれほど気にならない
電池の持ちは思ったほど悪くないです。特に待機電力が少ないので週末ごとに充電を気にする必要がなく非常に助かってます。

・小さくて軽い
カメラもレンズもデジタル一眼レフのものより小さくて軽いので持ち運びに便利です。金銭的にも持ち運びにもF値を抑えたF1.8単焦点、F4ズームがとてもお気に入りです。Z6、Z 14-30mm f/4S、Z 24-70mm f/4S、Z 40mm f/2SであればDOMKEのF-4AFにすっぽり収まってくれます。

・高精細でみやすいEVF
高精細で反応が良くEVFであることを意識せずに使えます。ピント合わせの際もピーキングを使わずに合わせることが可能です。

・ニコン純正レンズがどれも高性能
手持ちの純正レンズは3本のみですが、何本か試写したところ高性能で満足のいく結果でした。唯一ダメだなと思ったのはZ 24-50mm f/4-6.3でこれは性能云々以前にF値が暗すぎて室内ではAFがまともに合わず使えるシーンが限られています。

Z6+Z 14-30mm f/4S

・公称5段のボディー内センサーシフト方式VR
今は公称最大6~8段が定番となりつつある手ぶれ補正。公称5段は今となっては低い方ですが実際の効きに不満を感じたことはなく限界を超えると少しずつ手ぶれが目立ってきます。変なエラーを起こさないという意味で信頼性は高いと言えると思います。もっとも公称8段のキヤノンやOMDSのカメラを経験したことがないのでそれらを見たら印象が変わるかもしれませんが。

Z6+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

・不評な外観デザインは使っている分には気にならない
ダサいという意見が多い外観デザイン。握りやすさを考えた深いグリップ、見やすさ優先で後方にオフセットしたEVF、ボディサイズに対して不釣合いなほど大きいマウント等、個人的にはかっこいいとは思いませんが、使い勝手を第一に考えたデザインでこれでいいんじゃないという感想です。

・繋がらないSnapBridge

起動時にWi-FiとBluetoothとGPSをONにすることを要求してくる謎アプリ。すぐに繋がるときもあれば全然繋がらない時もありとにかく動作が不安定です。頻繁に使用しているとイライラすると思いますが、頻度は少ないのであまりに気にしてません。このアプリを使うとBluetoothリモコン機能が使えることになっていますが接続に時間がかかるためケーブレリーズを買うことをお勧めします。

・イメージャゴミは深刻な問題
レンズを外すと必ずと言っていいほどイメージャにはゴミがついてます。イメージセンサークリーニング機能はほとんど役に立ちませんのでゴミの写り込みは諦めてレタッチで消すことにしています。

空の多い画像はゴミが目立つためレタッチによるごみ処理が必須です

・グリップ素材は問題あり
グリップの材質に関しては言いたいことがあり、素材はおそらくエラストマーで握った時の感触が硬いです。しかも指先が当たる箇所が半年くらいでボロボロになってしまいました。調べてみるとこの現象は多くのユーザーが問題提起していてZ6の弱点のようです。使い倒すことを前提で使ってますのであまり気にしてません。

・おバカアイセンサ
LCDをチルトしただけで反応してしまうアイセンサ。最近は更に過敏でアイカップのラバーでセンサが反応しているときがありました。時々おバカなのは慣れましたのでアイセンサが上手く機能しない時は諦めて表示切替ボタンで対応しています。


2022年12月5日月曜日

宮ヶ瀬クリスマスイルミネーション

3年ぶりに宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどいへ行って来ました。

今回は花火目当ての初日参加です。16時から現地入りして食べたり飲んだりしながら17時まで花火を待ってました。暗くなる前から駐車場は入場待ちの渋滞が発生していました。
その花火ですが元々規模は小さいのですが更に数が減ってしまったようで少々期待ハズレでした。

Z6+Z 24-70mm f/4S

それ以外でももみの木のライトアップが2から1本になったり、ロードバスはなくなり、イルミネーションのトンネルの短縮されていたり、規模の縮小が目立ちました。それとは反対に人出は増えたような気がしました。
(調べたら2本目のもみの木は害虫被害で枯れてしまったそうです。)

Z6+Z 24-70mm f/4S

変わり映えのないイルミネーションを今回は明るいことが取り柄のじゃじゃ馬レンズであるSPEEDMASTER50mmF0.95IIIで撮ってみました。

Z6+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

結果は、撮る人が上手く特徴を活かせず何だかぱっとしない写真ばかりでした。ほんわり柔らかな写りで周辺が流れるコマ収差は少なさそうなのでイルミネーションには適してると思ったんですが、難しいですね。

Z6+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

このレンズ円形絞りじゃないのですが絞り羽根が11枚もあるのでボケの形はそれなりに綺麗です。ただし口径食がかなりあって周辺ボケがラグビーボールなってしまいます。

Z6+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

イルミネーションの季節は、固定絞りを入れ替えて絞りの形状を色々と変えられるNeptune Art Lensを使っていましたが手放しました。撮っているときは楽しいレンズなんですが作品がイマイチなんでよね…。

Z6+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

イルミネーションの規模縮小は残念ですが宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどいはイルミネーション以外にも食べ物を食べたりするのが楽しいイベントだなと思いますのでこれからも続けて行って欲しいと思います。





2022年12月3日土曜日

Wave125i helmet-in前後タイヤ交換しました

リヤは3回目、フロントは初めてのタイヤ交換になります。リヤはスリップサインが出た状態、フロントは溝だけ見ればまだ使える状態でしたが経年劣化でひび割れがひどくなってきたのでこれを機に交換することにしました。

銘柄はカブ乗りに評判の良いMICHELIN PILOT STREET2にしました。選択した理由は特になく飛び込みで入ったNapsにたまたまあった在庫品で対応してもらっただけです。


サイズはフロントはGPのつかないTT900の70/90-17TL、リヤはTT900GPの80/90-17TLです。納車時に履いていたものより幅が小さくなりましたがこれが純正同等サイズなのでノーマルに戻ったというのが正解です。

TT900GPはスポーツ系バイアスタイヤでしたがその性能を使いこなすことができず私にとっては勿体ないタイヤでした。

Z6+15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

Wave125iHelmet-inを買った当初は、フロントは70/90-17TL、リヤは80/90-17TLのタイヤなんてほとんどありませんでしたが、スーパーカブC125をはじめカブも次々とチューブレスタイヤになったおかげでお店が在庫するほど入手性が良くなりました。私の利用したNapsはMICHELIN PILOT STREET以外にもMICHELIN CITY EXTRAも在庫がありました。在庫があればパンク等の緊急時にもすぐに対応してもらえるのでありがたいですね。

Z6+20-40mm F/2.8 Di III VXD

まだ皮むきも終わったない状態です。新車から5年以上経過した硬くなったタイヤと比べるとゴムが柔らかさと接地感が変わった感覚ははっきりと感じられ安心感は大きく向上しました。最近は、通勤や近場の買い物程度でタイヤの本領を発揮できる機会がありませんのでタイヤのインプレッションは当面先かこのままないかもしれません。