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2022年12月17日土曜日

PERGEAR 35mm F1.4を購入しました

表題の通りPERGEAR 35mm F1.4のZマウント版を購入しました。

PERGEARは写真映像用品の代理店で自社で製造を行ってないようです。PERGEARという名前はプライべートブランドのようなものでどこが製造を行っているかについては公表されていません。昔のカメラやレンズに詳しい人ならVivitarみたいな会社といえばわかりやすいですかね。

このレンズの特徴は、10枚羽根絞りを採用し滑らかなボケ味、クリック感のある絞りリング、フレアやゴーストを抑制するマルチレイヤーコーティングなどです。フィルター径43mm、外形寸法φ59.6x49mm、重量245gと小型軽量です。一番の特長はフルサイズ用の35mmF1.4が¥15,000という驚異的な安さでしょう。新品1万円台で買えるレンズはとても貴重です。

レンズ構成は5群7枚。レンズ構成図やMTFは公表されていません。35mmF1.4にしてはかなり少ないレンズ構成です。たまたまだと思いますが最近復刻された変形ガウス型の初代SUMMILUX-M 35 f/1.4と同じレンズ構成枚数と絞り羽根枚数です。もしかしてオマージュしてる!?中国製だからあり得るかもしれませんね。ちなみにCONTAX G PlanarT* 35mm F2も同じ変形ガウス型です。

付属品はケースと前後キャップです。フードが付属するはずですがついてませんでした。発送元に確認したとこと入れ忘れた可能性が高いということなので追加で発送してもらいました。フードはアルミ製の削り出しで付属のキャップを使用することが可能です。また、フード先端はφ52mm径でフィルターねじが切られています。

取扱説明書や保証書はありませんでした。そしてなんとシリアルナンバーがありません!製造時の管理はどうやってるのでしょう!?代理店から送られてきたメッセージによると初期不良対応期間は1ヶ月ということでした。完全に売りっぱなしですね。安いレンズとはいえもう少し管理はしっかりとして欲しいです。

レンズ筐体は恐らくアルミ削り出しの黒アルマイト処理で距離指標や絞り値は白色ペイント、被写界深度を示す指標だけ赤色ペイントが施されています。ピントリングは約180°回転します。

絞りリングはクリック感があるタイプで滑らかな回転感触です。間隔は不等ピッチで、F1.4とF2.8の間は4クリック、F2.8とF4の間は3クリック、F4以降は1クリックずつというかなり特殊です。F2はどこにあるのか指標に記載がないのでわかりません。マウントやピント調整時のガタつきはなくビルドクオリティはかなり高いです。

レンズ表面にはマルチコートが施されています。レンズ表面の反射は緑~青色で昨今のレンズにしては多めでコーティングのクオリティは前時代的です。絞り羽根の枚数は10枚で円形絞りではありませんが、枚数が多いので絞り込んだ時の形状は綺麗です。

外観はオール金属でガタつきもなく安っぽさゼロで価格以上のクオリティを感じられて非常に好印象でした。描写の印象も同じなのかこれからじっくりと確認してみたいと思います。




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