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2023年12月30日土曜日

SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDを購入しました

今更ながら SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) を購入しました。

実はFマウントをメインで使っていた時はAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを使用していました。Zマウントに移行する時に使用頻度が低いからもういらないと判断して売却してしまいした。

ところがZマウントを使ってみて望遠レンズの選択肢のなさに驚き!Eマウントの100-400mm F5-6.3 DG DN OS Contemporayを買ってみたものの普段使いにはまだ大きすぎたため、もう少し機動性の良い安いレンズに辿り着いたのがこのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)でした。AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを買い戻すということも考えましたが、なんだか阿呆くさいなと思ったのであえて買いませんでした。

当時のキャッチフレーズは。タムロン初「超音波モーター」「XLDレンズ」採用、「手ブレ補正機構」搭載。タムロン60周年を記念して発売されたレンズです。タムロンの高性能レンズにつけられるSP(Superior Performance)シリーズに属しています。

レンズ構成12群17枚、最短撮影距離1.5m、最大撮影倍率0.25倍、最大径Φ81.5mm全長142.7mm、質量765gです。


個人的に気になるのが現在Zマウント用で発売されている70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDで、スペックも写りもこのレンズに少し遅れを取っているのではないかという気がしていることでです。


名称AF-P 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
メーカNikonTAMRONTAMRON
レンズ構成14群18枚
(ED1枚)
12群17枚
(XLD1枚、LD1枚)
10群15枚
(LD1枚)
最短撮影距離[m]1.201.5 (T)0.8 (W)/1.5 (T)
最大撮影倍率0.250.25(T)0.11(W)/0.196(T)
フィルター径[mm]676267
絞り羽根枚数[枚]997
手ぶれ補正×
サイズ[mm]φ80.5 × 146φ81.5 × 151.1φ77 × 150.3
質量[g]680765580
希望小売価格¥92,000¥60,000¥93,500
マウントFマウントFマウントZマウント

素人目にはレンズ構成枚数を減らしてテレ端のF値を暗くしたように見えます。

A047は寄れない、テレ端のF値が6.3と1/3段暗い、手ぶれ補正はなしとスペックで見るとA047はかなり残念です。価格についてはA005が10年以上前かつ生産終了品なので比較はできませんが、中古だとA047が6万円前後、A005が2万円前後と3倍の差があります。以前のブログでA047はお勧めしません、と私は書いています。

結論から言うとA005もおすすめしません。理由はFTZを使用した動作が不安定だからです。AFは動いたり動かなかったり、手ぶれ補正は効果は感じられるもののボタン操作に関係なくタイムアウトが発生して突然止まります。マイナーチェンジモデルのA030で対応ファームウエアにアップデートすればこれらの問題は解決するものと思われます。要するに私の下調べ不足です。トホホ…。

実写してみました。

絞り開放からシャープでキレのある描写です。ハイライトでは若干色付きが見られますが十分実用的です。最短撮影距離は全域1.5mと望遠側以外だと物足りなさを感じます。最大撮影倍率はそこそこですがいざ使ってみると寄れない印象です。スペックでは負けているはずのA047の方がワイド側で最短撮影距離が短い分扱いやすいと思いました。

逆光は光源を入れると全体的にコントラストが低くなるタイプで若干弱めですがこのクラスにしては普通だと思います。

A047は機能の割に高くておすすめしない、A005は動作不安定という結果でした。タムロンの中で選ぶならA030をファームアップして使うのが正解だと思います。

2023年12月23日土曜日

Zfのプレミアムエクステリア

Zfを購入して少し使った後はプレミアムエクステリア張り替えキャンペーンに応募して張り替えてもらいました。


色はインディゴブルーにするかストーングレーにするかで悩みました。第一印象はインディゴブルー、モックアップを見た後はストーングレーでした。ただストーングレーは合成皮革のパターンが滑りやすく実用性として問題になりそうと思ったので第一印象のインディゴブルーにしました。

公式画像

色合いは公式画像よりも実物の方が明るく見えます。インディゴブルーも公式サイトの印象は渋めで良かったのですが実物は明るめでイメージと違うと思いました。ニコンプラザやカメラ量販店のモックアップを見ることをお勧めします。

2台購入してブラックと並べて比較をしてみました。かなり明るめの色であることがわかると思います。





昔のMF一眼レフによくあるトカゲ革とかリザード革の雰囲気を彷彿とさせる仕上がりがあれば良かったかなとおじさんは思いました。個人的には本革が好きなのですが今どきさすがにないですよね💦



カメラは少しお洒落になりますが組み合わされるレンズや外付けグリップはほとんど黒なのでどの色もしっくり来ないなと思ったら黒のままというが妥当な選択だと思います。

2023年12月17日日曜日

Zfを購入しました(使用感編)

報告編はこちらです。

キャッチコピーは「愛おしさを形に」です。

FM2がなかったのでFEと比較してみました

FM2にインスピレーションを得て洗練された外観デザインとダイヤル操作により、Zfは目にした瞬間、触れた瞬間から、カメラ表現への探求心を掻き立てます、とあります。


私はD70からずっとデジタル一眼を使い続けていますのでZfのUIは説明書をほんんど読まずになしで使えてしまいます。目新しさを感じたところは、赤色画面表示とタッチFnくらいでした。

タッチFnは、ファインダー表示を見ながら背面LCDのタッチパネルを操作するZfで初めて搭載された機能でブラインドで操作することになります。ニコンでサブセレクターと呼ぶAF測距点を選択する十字キーが無くなった代わりに搭載された感じです。試しにAF測距点選択に使用してみましたが非常に使いにくい!まずは左手親指でやってみましたがレンズを持つ手を持ち替えなければならない為作業性が悪いです。ならば右手でとやってみたものの今度は親指が届きにくいし、測距点の動きもスムーズさに欠けていてこれもダメでした。測距点選択はマルチセレクターでやるのが一番スムーズでタッチFnには選択エリアの拡大(100%)を割り当てています。しばらく使ってみてまた感想を述べようと思います。

Zf+Z 24-120mm f/4S

ボタン機能の入替として録画ボタンには選択エリアの拡大(50%)、Fnボタンにはレンズ手動焦点距離の選択を割り当てています。これは長年の使ってきた設定でカメラごとに異なると混乱するので基本的には変える気はありません。


ダイヤル操作を主としたUIで使いやすさよりも心地よい使いにくさと言った方がしっくりくる操作系です。ダイヤル類は拘りの真鍮製ですが、ISOオートで絞り優先AEがメインの私の使い方では露出補正ダイヤルは使いますがISO感度ダイヤルとシャッター速度ダイヤルはほとんど使用しません。
その露出補正ダイヤルは回転トルクが重すぎで親指だけで1クリックごとに回すのはコツが必要です。親指の腹で回そうするのではなく引っ掛けるような回し方をすると良いみたいです。力を入れ過ぎると必要以上に回ってしまいます。人差し指を添えて掴むと回しやすいですがその際に録画ボタンに触れてしまいがちです。メインコマンドダイヤルで回すという解決方法もありますが露出補正したかどうかがひと目でわからなくなりますのでやりたくないですね。

Zf+SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (A005)

ホールド性についてはヘリテージデザインのカメラなので言うまでもなく悪いです。ただしDfの時はサブコマンドダイヤルが回しにくいというか回せないというレベルで酷かったですが今回は回転方向を見直したため実用上問題ないレベルまで改善しました。
ダイヤル類はクリックでカチカチという音がしますが、ボタン類は一切音がしません。ボタンの操作感についてはこれまでのニコンのカメラと統一感のある重さ感触に作られていてとても良いです。

Zf+Z 26mm f/2.8

ファインダーは倍率が高く大きく見やすく解像感が高いのでピントは合わせやすいです。ただし、デザイン重視でファインダーの張り出しを抑えたため右手が邪魔に感じることが多いです。ちなみにZ6は見やすさ重視で搭載位置がかなり後方へせり出していたので操作系との干渉は少なかったです。

バリアングルモニタは慣れないというかスチルでは使いにくいです。水平がわかりにくいチルト式で良かったと思います。欲を言えばZ8と同じ4軸チルトがいいですね。

Zf+Z 24-120mm f/4S

記録媒体はSDとmicroSDのデュアルスロットです。CFexpressのZ6/Z7シリーズを使っていた人からすると退化したように感じますがSDカードであっても特に困ることはありません。microSDのスロット位置がかなり奥まった位置にあり、バッテリーを取り出さないと出せない仕様になっているのは残念なところです。microSDは突然の容量不足かメディアを入れ忘れた時の保険として入れておくという使い方になると思います。

Zf+SPEEDMASTER 50mm F0.95III

手ぶれ補正は公称8段ということでようやく他社並みになりました。補正効果は明らかに向上しています。三脚使用が禁止されている場所で手持ちで軽快に撮影できるのはとても嬉しいです。残念ながらVRロック機構が省略されました。信頼性を重視するニコンらしい機能だと思っていたのですが小型化を優先するためなくなったのでしょう。  

Zf+PANCOLAR 50mm F1.8

センサゴミ問題は今はあまり深刻ではありません。拭き取りやすいフッ素コート、ゴミを寄せ付けない導電コートを採用しているとありますので少しは進歩しているようです。ニコンのイメージセンサクリーニング機能は伝統的に役立たず(理由はOMDSの特許絡みだと思います)なので今回も期待はしていません。

デザイン重視のカメラに見えて中身は確実に進化していました。使いやすさや速写性を重視する人には微妙ですがじっくり構えて撮るのであれば良い選択になると思います。

2023年12月15日金曜日

相模原公園メタセコイア並木と宮ケ瀬イルミネーション

メタセコイア並木を見てきました。例年通り、何も変わらず、変わったのは撮影機材だけです💦。

Zf+Z 24-120mm f/4S

撮影した日は天気も良く写真日和でした。人がいないのは朝早いからです。

Zf+Z 24-120mm f/4S
Zf+Z 14-30mm f/4S

公園内は散歩している人が時々通るくらいで写真を撮っている人はほとんどいません。メタセコイアの陽当たりを考えれば正午位が良いと思います。

Zf+Z 14-30mm f/4S

宮ケ瀬イルミネーションを見に行ってきました。イベントの正式名称は、「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」と言います。行った日は秋の思わせる暖かい日でクリスマスという感じが全くありませんでした。

Zf+Z 24-120mm f/4S

今年から熱気球が上がるようになりました。利用料は休日料金で4,500円と非常に高いので、乗りませんでした。実は気球はカンボジアのシェムリアップで1回だけ乗ったことがあります。

Zf+Z 24-120mm f/4S

その代わりロードトレインが無くなり、徒歩でもみの木へ近づくことができるようになりました。今まではもみの木まで距離があったので使用レンズは標準ズームがあれば良かったのですが近くなったことでモミの木を全容を写すには超広角レンズが必須になります。その他のイルミネーションは、例年通りでした。

Zf+50mm F1.4 DG HSM Art

イルミネーションって見ているととても綺麗なのですが写真に撮るとあまり綺麗に見えません。撮るのが下手だからなんでしょうがw

2023年12月9日土曜日

奥多摩ロープウェイ

ニコンZfの廃墟デビューのために奥多摩ロープウェイにやってきました。いつもなら名称は出しませんがここは史跡?なのかGoogleマップにもしっかりと名前が載っていますので伏せる必要はないと判断しました。当日の奥多摩湖の気温は1℃でした。

Zf+Z 14-30mm f/4S

初冬とはいえ霜が降りていました。紅葉は僅かに残っていましたが見ごろはすっかり過ぎた感がありました。

Zf+Z 24-120mm f/4S

三頭山口駅の入り口は特にバリケードもなく立ち入り禁止とも書かれていません。嬉しいことに駐車場も目の前にあります。隣接する道路が夜間通行禁止でゲートが設置されていますので注意が必要です。私みたいに中途半端に早い時間に行くと道路管理者の出勤時間と被ってしまい身動きが取りづらくなります。

Zf+Z 14-30mm f/4S

しばらく行かない間に大きく様変わりしていました。内部は以前から何もありませんでしたが、ゴンドラや駅名が白くペイントされ落書きも至る所にされていました。

Zf+Z 14-30mm f/4S


Zf+Z 24-120mm f/4S

Zf+Z 24-120mm f/4S

余りにも酷かったのでZfで新しく搭載されたディープトーンモノクロームを使用して誤魔化してみました。少しは見られるようになりましたが以前の姿を知る者にとっては悲しい現実です。17年前の写真があったので載せておきます。個人的には廃墟は朽ち果てるまでそっとしておいてほしいものです。

D200+10-20mmF4-5.6EX DC HSM(2006年撮影)

対岸の川野駅も気になりますがかなりバリケード&監視カメラがあるという噂でしたので行きませんでしたが落書きされていないことを祈ります。

Zf+Z 14-30mm f/4S

ZfのAFは非常に優秀で肉眼でほとんど視認できない真っ暗に近いところでも少し考え込んでいるような動きをしながら合焦します。即ギブアップするZ6とは段違いです。ただケーブルレリーズがオプションで用意されていないのはいただけません。

おまけ

Zf+Z 24-120mm f/4S

日の出と同時に行動開始したのですが冬の山間部の日の出は遅く6時30分ではまだ暗かったので明るくなるまで水根貨物線で暇つぶししていました。

Zf+Z 24-120mm f/4S

全長約6kmの廃線でトンネルがほとんどなので懐中電灯が必須なのですが今回は持ってこなかったのでほんの少しだけ。こちらは奥多摩ロープウェイよりさらに古い建築されてから70年位経つ廃線ですので道路を跨ぐ橋梁の木の板はさすがに朽ちてきていて歩く時は緊張しました。

2023年12月2日土曜日

Megadap ETZ21のその後

Megadap ETZ21を発売直後に購入してから1年ちょっとが経ちました。


ライトアップが少ないZマウントでEマウントレンズが使えるという恩恵をかなり受けています。

一方で不具合も少なからずあります。

Z6+35-150mm f/2-2.8 Di iii VXD+ETZ21

1番大きいのはタムロン製Eマウントレンズの着脱が重いことです。原因は防塵防滴用のラバーを押し潰しているからでスラスト方向に強く押せば付けることは可能です。
私の経験上、タムロンは皆この問題を抱えていてシグマとソニー純正とZEISSのBatisは問題なしでした。

Z6+20-40mm F/2.8 Di III VXD+ETZ21

この問題に関しては対策された新製品ETZ21PROが既に発売されていてラバーが干渉する箇所に溝が彫られていて干渉を防いでいます。対応レンズにタムロンと書いてあるのだから初めから分かっていたと思いますがこの位のレベルで発売してしまうところが中華クオリティと言われる所以でしょうね。

不具合といえば私のETZ21はレンズ着脱ボタンが曲がっています。落とした記憶もなくいつの間にか曲がっていたという状況です。ボタンは恐らくアルミ製で強い力を受ければ曲がるとは思いますが…とりあえず機能には影響無いのでこのまま使い続けます。


ファームに関しては驚きの展開がありました。
ファームアップは購入当初は付属のクリップを使用してファームアップを行うことになっていましたが途中からカメラに接続してファームアップができるようになるという大変身を遂げています。これによってETZ21Proと同じファームウェアになっているようで数字上はVer.3.2.0からVer1.2.6に減るという訳の分からないことになっています。

Z6+100-400mm F5-6.3DG DN OS+ETZ21

頻繁にリリースしてくれるのはありがたいことなんですが出来栄えにムラがあります。バグ出しというか動作確認もそこそこにユーザーリリースしていると思います。Ver.3.2.0はZ6でAFが激遅になる不具合がありました。ちなみに最新のVer1.2.6はZfでのAF動作が不安定です。