今更ながら SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005) を購入しました。
実はFマウントをメインで使っていた時はAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを使用していました。Zマウントに移行する時に使用頻度が低いからもういらないと判断して売却してしまいした。
ところがZマウントを使ってみて望遠レンズの選択肢のなさに驚き!Eマウントの100-400mm F5-6.3 DG DN OS Contemporayを買ってみたものの普段使いにはまだ大きすぎたため、もう少し機動性の良い安いレンズに辿り着いたのがこのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A005)でした。AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDを買い戻すということも考えましたが、なんだか阿呆くさいなと思ったのであえて買いませんでした。
当時のキャッチフレーズは。タムロン初「超音波モーター」「XLDレンズ」採用、「手ブレ補正機構」搭載。タムロン60周年を記念して発売されたレンズです。タムロンの高性能レンズにつけられるSP(Superior Performance)シリーズに属しています。
レンズ構成12群17枚、最短撮影距離1.5m、最大撮影倍率0.25倍、最大径Φ81.5mm全長142.7mm、質量765gです。
個人的に気になるのが現在Zマウント用で発売されている70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDで、スペックも写りもこのレンズに少し遅れを取っているのではないかという気がしていることでです。
素人目にはレンズ構成枚数を減らしてテレ端のF値を暗くしたように見えます。
A047は寄れない、テレ端のF値が6.3と1/3段暗い、手ぶれ補正はなしとスペックで見るとA047はかなり残念です。価格についてはA005が10年以上前かつ生産終了品なので比較はできませんが、中古だとA047が6万円前後、A005が2万円前後と3倍の差があります。以前のブログでA047はお勧めしません、と私は書いています。
結論から言うとA005もおすすめしません。理由はFTZを使用した動作が不安定だからです。AFは動いたり動かなかったり、手ぶれ補正は効果は感じられるもののボタン操作に関係なくタイムアウトが発生して突然止まります。マイナーチェンジモデルのA030で対応ファームウエアにアップデートすればこれらの問題は解決するものと思われます。要するに私の下調べ不足です。トホホ…。
実写してみました。
絞り開放からシャープでキレのある描写です。ハイライトでは若干色付きが見られますが十分実用的です。最短撮影距離は全域1.5mと望遠側以外だと物足りなさを感じます。最大撮影倍率はそこそこですがいざ使ってみると寄れない印象です。スペックでは負けているはずのA047の方がワイド側で最短撮影距離が短い分扱いやすいと思いました。
逆光は光源を入れると全体的にコントラストが低くなるタイプで若干弱めですがこのクラスにしては普通だと思います。
A047は機能の割に高くておすすめしない、A005は動作不安定という結果でした。タムロンの中で選ぶならA030をファームアップして使うのが正解だと思います。
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