テッサー型については1902年にドイツで特許登録されています。(DRP 142294)請求項について要約すると以下のようになっています。(出典Gemini)
- 3つのレンズ群から構成され、そのうち2つの群は空気層によって隔てられ、残りの1つの群は**2枚のレンズを貼り合わせた(接合した)**ものであること。
- 絞りを挟んで一方(前群)には、屈折率の異なる2枚の独立したレンズ(凸レンズと凹レンズ)を配置すること。
- もう一方(後群)には、集光性の貼り合わせ面を持つ、凹レンズと凸レンズの接合レンズを配置すること。
- 特に、貼り合わせ面の前後で、後方のレンズの屈折率が前方よりも高いこと。
Elmarはこの特許を回避するために絞りを1群と2群の間に配置しています。1922年にこの特許は切れていたので1931年発売のElmar 9cm F4はテッサー型でも問題なかったわけです。テッサーと言えば、高い中心解像力とコントラスト、鮮やかな色再現、ヌケの良さが特徴と言われています。
このレンズも高い解像力とコントラストは健在です。一方で色再現性は大人しめでテッサー型が苦手とされる白トビ、黒潰れについては発生しにくいです。光線状態によって写りの印象が大きく変わるので内面反射が影響しているものと思われます。
深掘りということでLeitz Elmar 90mm F4 3rdの違いも調べてみました。ネット上にある画像をチェックしただけなので見間違いもあると思うので参考までに。
調べるまで固定鏡胴とL39とMマウントは単なるマウント違いかと思ってましたが外観デザインから違いました。
私が購入したものは銘板ブラックで大文字、距離指標はmとfeet併記でした。
以上、調べてみると意外と深かったLeitz Elmar 90mm F4 3rdでした。





