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2024年3月9日土曜日

中望遠レンズで桜撮影

桜を中望遠レンズで遊んでみましたので記事にしました。

FE 100mm F2.8 STF GM OSS

濃いピング色なのでたぶん河津桜です。

Z6+FE 100mm F2.8 STF GM OSS

アポダイゼーション(APD)フィルターが内蔵されたボケにこだわった望遠レンズです。マクロレンズではありませんが0.25倍まで寄れるのが特徴です。

Z6+FE 100mm F2.8 STF GM OSS

ピントのあったところはシャープでボケは綺麗とG Masterシリーズなので当然かと思いますが私にはAPDレンズの魅力がわかりませんでした。ボケは確かに綺麗だけどわざわざ光量をロスしてまで光学フィルターで均質なボケに拘らなくてもいいのでは?というのが率直な感想です。

Z6+FE 100mm F2.8 STF GM OSS(トリミングあり)

ちなみにETZ21(Ver1.33)との組み合わせではフォーカスリミッターのスイッチを切り替える度にフリーズが発生するという致命的なバグがあり快適とは程遠かったです。

Batis 2.8/135

神奈川県発祥のタマナワサクラを撮りました。ソメイヨシノに似た淡いピンク色です。

Zf+Batis 2.8/135

ZEISS製AFレンズです。フードやリアキャップも含めて凹凸を排除したシンプルデザインはとても格好良いです。ただし操作性に難ありでレンズ側に切替スイッチが何も無いため手ぶれ補正とAF/MF切替はカメラ側から操作する必要があります。

Zf+Batis 2.8/135

今回使用して手ぶれ補正が搭載されたレンズであることを初めて知りました。調べるとタムロン製のようで手ぶれ補正の張り付くような挙動はなるほど納得です。

Zf+Batis 2.8/135

描写は開放からキレ味鋭く鳥の毛一本一本はもちろん目の中まで写っていてやりすぎじゃないかと思うほどコントラストが高くてシャープです。ボケ味も良好で解像感とボケを両立しています。

Zf+Batis 2.8/135

最短撮影距離0.87m、最大撮影倍率0.19倍で単焦点レンズとしては普通のスペックですが桜の撮影には遠すぎました。マクロレンズを選定した方が良いと思います。

EMZ M100AF

FE 100mm F2.8 STF GM OSSと同じ被写体です。

唯一の自前レンズです。私が持っているのはトキナー製ですがコシナ100mmF3.5の方がメジャーで市場に多く流通しています。レンズ構成はトラディショナルなクセノタール型です。最大撮影倍率は0.5倍で付属のクローズアップレンズを使うと等倍になる仕様でしたが、中古でこのレンズがついているものはほぼ見かけません。

Zf+EMZ M100AF

外観はシボあり無塗装素地に印刷をしただけの簡素な作りで非常に軽量です。フォーカスリングはスカスカでシビアなピント調整には不向きです。所有しているものは中玉クモリありですが撮ってみるとさほど影響は感じられません。私が知る限り中古流通品のほぼ100%にレンズクモリが発生しています。

Zf+EMZ M100AF

描写はシャープと柔らかさの絶妙なバランスで桜の花に良くあっています。オールドレンズのような古さは皆無で実用的です。単品で見る分には何の問題も感じませんが先のFE 100mm F2.8 STF GM OSS、Batis 2.8/135と見比べてしまうと劣るのは仕方がないところです。

Zf+EMZ M100AF

私はこのレンズを中古1,000円で購入しました。Batis135mmの1/100以下のお値段でこの写りは驚異的です。相場は5,000円未満で激安ですのでとりあえず1本持っていても損はしないと思います。クモリさえなればもっとお勧めできるのですが残念です。

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