ニコンZfを購入してから半年ほど経ちましたので感想を改めて書き連ねて行きたいと思われます。
まずはセンサにつくゴミについて。ゴミごみはつくけど取れやすくなっている印象はありZ6よりもゴミの写る頻度は減っています。ダブルコーティングのお陰かなと思ってますが相変わらずゴミ取機能自体はショボいままでレンズ交換時にブロアーは手放せません。
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Zf+Z 14-30mm f/4S |
センサ関連ではVRロックが省略されたことによる影響は今のところありません。VRロックがあると再生ボタンを押す度に作動音がしますがロックがないので音もしません。ちなみにニコンはVRロックがかなり好きなようでZ6IIIでも引き続き採用しています。
天面のセグメント液晶は絞り値しか表示できないのですが、絞り優先AE派なのでこんなに小さくても頻繁に見てます。
露出補正ダイヤルの重さは相変わらず慣れません。慣れてきても親指の腹で回すには重すぎて、回しやすいやり方≒人差し指と親指で摘まんで回すと高確率で隣の録画ボタンを押してしまいます。
タッチFnはフォーカスポイントの移動に割り振っていましたがZfのサイズだと親指が届く範囲が限られるので使いにくく、いつの間にか使わなくなってしまいした。十字キーで移動するかファインダーから目を離して液晶画面を直接タッチしてしまった方が早いです。同じ機能がPowerShot G1X MarkIIIにありますがコンパクトなので指が届きやすくまだ実用的です。
バリアングル液晶は水平が分かりにくく写真が傾きがちです。バリアングル液晶は液晶画面を伏せられるのであえて伏せたままフィルムカメラライクな撮り方をしようとも思いましたが設定を変更するのに背面液晶が見えないと不便でやめました。個人的な理想はZ8の4軸チルトですがスペース、コストいずれでも厳しかったと思いますので仕方ないかな。
外付けグリップ(NEEWER CA063)については特に問題もなくホールド性アップがしてとても気に入っています。取り付けがいつの間にか緩んでしまうことはどうしても避けられないので定期的に増し締めは行っています。
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Zf+FE 55mm F1.8 ZA |
画質面では新設されたリッチトーンポートレート機能が個人的には好みの仕上がりです。フラットモノクローム機能が好きでモノクロレバーもたまに使います。高圧縮RAW★が画質をほとんど落とさずにファイルサイズを小さくできるということで積極的に使用しています。この高圧縮RAW★、画像ビューアによってはサムネイルが表示されないという問題点があります。XnviewとAmazon PhotoがダメでLightroom Classicは問題なしです。この問題Z9やZ8でも起きているみたいですがなかなか改善されません。対策としてRAW+JPEGで撮るようにしています。
リモートコードはUSB-Cタイプを期待したいと思っていましたが後から発売されたZ6IIIがMC-DC2をオプションとして設定したことで開発されている可能性が低くなりました。あきらめてBluetoothリモコンML-L7を購入しようと思います。
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Zf+Z 50mm f/1.2S |
記録メディアはSDとmicroSDのデュアルスロットですが、実際に使っているのはSDカードのみです。microSDスロットにはカード入れ忘れやトラブル時のお守りとして128GBのmicroSDXCを入れてありますが一度も使ったことがありません。microSDスロットはバッテリーを外さないと取り出しにくい構造になっていますのでこのような方法で運法するのが一番いいと思います。
液晶保護ガラスはORMYのZ5用を使用しています。この製品は表面の反射は多いのですが貼り付け時に空気が入りにくく耐久性も良くしかも880円と安いのでZ6頃から愛用しています。実はKenko製のを最初に貼ってみましたがどうしても空気が入ってしまい仕上がりが気になったのでORMYになりました。
今一番欲しいレンズはNOKTON 50mm F1 Asphericalです。CP+2024の会場で撮ってみて描写を見た瞬間「これはいい!」と思ったレンズです。新品だと20万円前後、中古もほぼ出回っていないため見つけたら買うくらいの勢いがないと一生買えなさそうです。
こんなことを言いつつ実はZ→Mマウントアダプタを購入済です。ライカMマウントレンズもいずれ手に入れたいという夢もありますが、ライカレンズは安くても10万円程度します。若いころはいつかはライカレンズが買えるようになりたいと思っていましたが実用レンズに10万円でも躊躇してしまう私にとっては一生縁のない話かもしれません。
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Zf+Ai AF 50mm f/1.4S |
この半年での間でZ6IIIが発売されました。部分積層型CMOSセンサによる読み出し速度の高速化というメリットを個人的には感じず、手振れ補正の効果アップとEVFの解像度アップくらいしかなくて今すぐ欲しいとは至りませんでした。