このブログを検索

2024年11月16日土曜日

焼き芋会

毎年恒例カブ仲間の焼き芋会に参加して来ました。私はご相伴に預かるだけで何もしてません。

PowerShotG1XMkIII

とりあえず手土産は当日朝の三崎朝市のくろば亭で仕入れて来ました。本当は漬けを買ってその場で焼くことも考えましたが…🌂雨予報だったのですぐ食べられる味噌かつと角煮にしました。今日はラインナップが豊富で当たりでした。自宅用に定番とろ味噌と新作のガーリック塩カルビも買いました。


しかし、まぁいつ見ても何が売りなんだかよく分からないお品書きwどれ買ってもおいしいんだけどね。

PowerShotG1XMkIII

今年はイノシシとシカの被害にあって出来が悪いということでしたがねっとり甘くてとっても美味でした。焼き芋以外にもたくさん食材が集まり大盛況でした。早起きして買いに行ったくろば亭の食材も好評だったかな?
カメラはPowerShotG1XMarkIIIを持って行ったのですが充電確認を怠り9枚撮ったところで充電切れとなってしまい、本人も撮る気がなくなってしまいました。
話題は健康の話がメイン…年齢を重ねるとこうなりますね。とはいえこうやって元気にバイクに乗って来てますから全然大丈夫です!


13時頃にパラパラと雨が降ってきて慌てて撤収作業をして解散となりました。また来年も開催されることを祈ってます。

2024年11月9日土曜日

Zfの不具合がファームアップで治ったかもしれないという話

町田時代まつりの記事にしようかと思っていましたが、今年は撮れ高が良くなかったので時代まつりの写真を添えながら別の内容の記事にしたいと思います。

Zf+70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD

9月頃から気になりだしたシャッターエラーですが結論から言うとVer1.1⇒1.2ファームアップでおそらく再現しなくなりました。2024年4月30日に出ていたファームウェアを見逃していただけなんですね。

ファームアップの内容は主に下記の通り、主にバグFIXです。

• ホワイトバランスを[オート]または[自然光オート]に設定してピクセルシフト撮影をする時に、最初に撮影したコマのホワイトバランスを残りのコマの撮影にも適用するようにしました。

• 通信機能で表示される以下の初期設定を変更しました。
- 暗号キー
- カメラの初期化後に表示されるパスワード

• 以下の現象を修正しました。
- [静止画フリッカー低減]を[ON]に設定して、レリーズモード[高速連続撮影(拡張)]で連続撮影すると、カメラが応答しなくなる場合がある。
- HDMI 対応機器に接続し、画像モニターを閉じた状態で使用していると、カメラの操作ができなくなる場合がある。
- [サイレントモード]が[ON]で、かつ[画質モード]の設定に RAW 画像が含まれる時、画像モニターを閉じた状態で撮影すると、シャッターをきったときにファインダー内の画面が暗くならない場合がある。
- 以下の設定の時、静止画撮影 / 動画撮影時のライブビュー表示および、撮影した画像/動画の暗部にノイズが目立つ場合がある。

▸ [ピクチャーコントロール]を[ディープトーンモノクローム]または[フラットモノクローム]に設定
▸ [コントラスト]をプラスに調整、または[コントラスト]を[A](オート)に設定
▸ [明るさ]をマイナスに調整

- タイムラプス動画を撮影すると、カメラが応答しなくなる場合がある。
- 特定の撮影条件で撮影した動画をカメラで動画再生中に早戻し・早送りなどの操作をすると、カメラが応答しない場合がある。

赤文字の箇所が一番近いと思いますが、設定として[静止画フリッカー低減]を[ON]というところは該当しますが連写、単写に関係なく発生していました。連写中の方が再現率は高かったのでショット数が多い、つまり頻度の問題だと認識しています。このバグをFIXしたことで併せて問題が解決した可能性はあると思います。ちなみに再現率は数百枚に1回です。

Zf+70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD

個人的には常々ファームウエアは最新にすべきだと思っています。対外的に公開しないような稀なバグも修正されている可能性があるからです。ファームアップの告知はユーザー登録することでDMが来たり、ニコンの場合SnapBridgeでも通知が来ます。メーカとしては色んな手段を使って告知はしてくれていますが結果的に見逃してしまっていました。

Zf+70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD

ちなみにSDカードもニコン動作検証済のNexStrage製を購入済です。ファームアップで症状が治ってしまったのでカードを変えて検証する理由がなくなってしまったのですが…そのうち変えようと思います。

Zf+70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD


2024年11月3日日曜日

Z 50mm f/1.4を使ってみました

Z 50mm f/1.4を借りてほんの少しだけ使う機会がありましたので感想を述べて行きたいと思います。


このレンズはF1.4と明るいレンズでありながらS-lineではないレンズです。
サイズ外観はZ 50mm f/1.8Sとほぼ同じでZ 50mm f/1.4には幅の狭いコントロールリングがあるのが特徴です。レンズ構成は7群10枚のレトロフォーカスタイプです。変形ガウス型に凹レンズを付け足したZ 50mm f/1.8Sと良く似たレンズ構成ですが非球面レンズは1枚、低分散レンズ等は使っていません。



コンセプトは、大きなボケ描写を気軽に楽しめる明るくコンパクトな標準単焦点レンズです。

名称Z 50mm f/1.4Z 50mm f/1.8S
メーカNikonNikon
レンズ構成7群10枚
(非球面レンズ1枚)
9群12枚
(EDレンズ2枚、
非球面レンズ2枚)
最短撮影距離[m]0.370.40
最大撮影倍率0.170.15
フィルター径[mm]6262
絞り羽根枚数[枚]99
サイズ[mm]Φ74.5×86.5Φ76×86.5
質量[g]420415
価格¥73,260¥77,600

Z 50mm f/1.8Sとの比較では外寸は最大径が2mm異なるだけで質量はほぼ同じとF1.8の大きさ重さでF1.4を実現しています。幅が広いフォーカスリングと狭いコントロールリングがあるZ 50mm f/1.4に対して幅が広いコントロールリング1つのみのなのがZ 50mm f/1.8Sです。両者は大きさデザインが良く似ていて両方所持している場合、間違えてしまう可能性が高いです。
フードはHB-115でZ 50mm f/1.8SのHB-90とは異なりますが、フィルター径が同じなので試しにHB-90をZ 50mm f/1.4に取り付けてみたところ問題なく装着可能でした。ケラレの確認をしてないので何とも言えないところですがフード長がHB-115の方が長いだけで共用可能と思われます。


AF速度はごく普通、動作音も静かな部屋で聞こえる程度で特別優れているというわけではないものの実用上は何の問題も感じませんでした。


最短撮影距離は0.37m付近まで寄って撮ってみました。ピントのあったところはフレアがかかっていて芯がありならがら柔らかい描写です。色づきは少なくボケはとても綺麗でこのレンズの魅力の一つだと思います。色乗りとコントラストが良く逆光にも強いのでオールドレンズっぽさとは違う感じです。周辺の描写は今回気になる撮り方をしなかったのでよくわかりませんでした。




絞っても急激に改善しないので描写でのZ 50mm f/1.8Sとの棲み分けはできている印象でした。どちらが良いかについては好みもあり甲乙つけがたいですね。点光源を撮ったり解像力を重視するのであればZ 50mm f/1.8Sですが、そうでなければZ 50mm f/1.4の個性ある写りも楽しいと思います。



2024年10月27日日曜日

CT125の足つき

今回はCT125乗りで短足な人向けのネタなのでそれ以外の人は読まなくて結構です。


股下72cm、体重58kgの私の足つきは太ももがサイドカバーやマフラーに当たるくらい足を真っ直ぐ下に下ろして母趾球がつく程度、足をゆったりと開くとつま先立ちになります。坂道などで傾斜があったりするとつま先立ちになるのでとっさの時は少し不安になります。さすがに今から足を伸ばすのは無理なのでwシートとリヤサスペンションの交換を検討しました。ちなみにシート高758mmのWave125iでも少し踵が浮いてました。




手始めにキタコ カスタムシート CT125を購入しました。
キタコのカスタムシートは、パイピング加工が施されたタックロールシートでCT110を彷彿とさせるデザインで先端部をスリムにすることで足つき性の向上を謳っています。シート高については書かれていません。純正との比較で先端下部の幅を測定してみたところほぼ同じ120mmでした。公式ページの写真と比較すると丸みを帯びていてスリムになっているようには見えません。サイドから見るとほんの少しセンター部が凹んでいる純正に対してキタコのシートはほぼ一直線に見えます。


足つきは僅かに良くなっているようには感じられますが、元々の母趾球~つま先立ちという状況は変わりませんでした。恐らく同じ状況の人だとシートだけで足つき改善効果を実感するのは難しいと思われます。


着座感触は丸みを帯びた部分が潰れる感覚があるのかと思いきや硬い板の上に座っている印象です。良かったのは沈み込みが少ないのでお尻をずらしやすくなりました。長距離乗っていないのでまだわかりませんが、私の乗り方だと腰が痛くなることはあってもお尻が痛くなることはなかったので今回もきっとないと思います。(痔のせいで痛いということはありましたw)パイピング加工は足を閉じた時に当たって気になります。ローダウン目的のアイテムとして売るのであれば無くしてほしいですね。

2時間ほど連続して乗ったところ腰に疲れが出てきました。お尻よりも腰の方が痛くなると思われます。(2024/11/5追記)

取り扱い説明書にはシートの締まりが悪くなった時の対処方法が記載されていますが、私の個体では問題ありませんでした。ちなみに取付時にボルトを少し緩めた状態でシートを開け閉めして締まりに問題ないことを確認した上で本締めしています。こうすることでボルト穴のガタ分だけ位置調整ができますので多少は問題が発生しにくくなるはずです。

以上、短足な人の悩みネタでした。

2024年10月20日日曜日

カフェカブ青山2024

今年もカフェカブ青山に行って来ました。10月19日にエントリーして当選して行くことができました。CT125はエントリー受付期間中はまだ納車されていなかったのでバイク屋で写真を撮らせてもらってエントリーしました。中古車サイトの写真と似たような写真で良く当選したなと思います。

中古車だったので初めから少しカスタムされていました。バイザーとリヤボックスというバイクを買ったら真っ先に購入検討するところが既に付いていましたので乗り出し時に困らなかったのは良かったです。とりあえずそのまま使ってみて不満があれば買い換えればいいやって感じですね。個人的な好みはバイザーは純正のフロントキャリアとバイザーのセットを、リヤボックスはHARD WORXの55L(またはその類似品)が良いかなと思ってます。

エントリーNo.は158でした。

今回はCT125を中心に自分が気になっている箇所を見てきました。

バイザーなんですが純正バイザーをつけているCT125は1台もありませんでした。効果の期待できる大きいバイザーをつけている人が多かったです。装着率が高かったのはZETA RACING製なのかな。フロントキャリアとの相性も良さそうです。

今ついているメーターバイザーはたぶんENDURANCE製でその名の通りメーターをカバーしているだけで風防効果はゼロです。そのうち買い換えると思います。

リヤボックスはみんなよく似てて良くわかりませんでした。ブランドが気にならないなら中華製の安物でもいいような…。取り敢えず今ついているものはたぶんモトボワット47Lで買い物すると容量が少し足りないと思っているので買い替えを検討しています。

収穫があったのはドリンクホルダーです。槌屋ヤックのCT125専用 ドリンクホルダーを見てみたいと思ってました。専用品だけあってハンドルとの位置関係が絶妙です。これは購入確定かな。


ホンダ青山本社は2025年から建て替えが決まっているため今年で一旦終了になります。来年以降代わりの開催場所があるのか青山本社が建て替わってもこういったイベントができるスペースがあるのかはわかっていません。


こんな看板を見るともうないのかなという気もしてきますね。1997年から27回開催してます。私は2008年から参加しているので16回目でした。



また開催されることを祈ってホンダ青山本社を後にしました。


2024年10月19日土曜日

ドクターイエロー

10月12日の特別運行日に撮影してきました。この日は乗車イベントがあり普段不定期で走るドクターイエローが確実に見られる日でした。

場所は平塚市内の農道です。詳しくはブログの場所の欄に書いておきます。畑の真ん中を走る新幹線が見られます。ロケーションは事前確認なしの出たところ勝負。レンズは家族写真とドクターイエローを一緒に撮るという無茶をやってのけるためZ 28-400mm f/4-8 VRを借りてきて1本勝負しました。カメラは被写体認識が優れているZfを選択しました。ここのところシャッターエラーが頻発します。当日の朝もシャッター切ったらエラーが出ました。ドクターイエロー撮影時に起きませんように…ってこれでは精神衛生上良くないので保証期間内に修理に出そうと思います。

待ち時間に流し撮りの練習です。普段やらないから上手くできるか不安でしたが風景は流れているに被写体は止まっていて結構良く撮れます。これもVRのおかげでしょうか。

Zf+Z 28-400mm f/4-8


Zf+Z 28-400mm f/4-8

線路から少し離れた田んぼの真ん中に陣取ってました。ドクターイエローの時間が近づくとどこからもなく人がやってきましたがにほんの数人で写真を撮るのにほぼ影響がなかったのが幸いでした。

Zf+Z 28-400mm f/4-8

さて本番です。ドクターイエローT5編成流し撮り❗シャッター速度がちょっと遅かったかも。ちなみに直前にはこんな引きの絵も撮ってます。Z 28-400mm f/4-8 VR様様です。ちょっと前にこんな高倍率ズームいらないって言ってた自分が恥ずかしいです。よく見ると焦点距離は200mmくらいだったりして、だったらZ 24-200mm f/4-6.3 VRでも十分だったかもしれません。

Zf+Z 28-400mm f/4-8

今回はドクターイエローが2台やってきますので引き続き待ってました。今思えば少し撮影ポイント移動しても良かったかもしれません💦

ドクターイエローT4編成がやってきました。こちらは来年1月で引退が決まっている編成です。

Zf+Z 28-400mm f/4-8

こっちも動きもの素人にしては良い感じに撮れました👌

Zf+Z 28-400mm f/4-8

おまけ:ガチャポンプと新幹線。畑とはいえ未だにあるんですね。自分の実家も私が生まれた頃はガチャポンプの井戸水だったとか。もっと都会的な子だと思ってたんですが残念ながら生水飲んで育ったみたいです。

Xperia5III



2024年10月14日月曜日

CT125を買いました

CT125を購入しました。Wave125i以来8年ぶりのバイクです。購入に当たりWave125iとカブ110は手放しました。

個人的にはスタイルのバイクが好きで過去にCT200AGやCT110が欲しくてバイク屋に問い合わせしたことがあります。CT125が発表になった時も東京モーターショーの会場で凝視してました。発売から4年経ってようやく買うことができました。

コンセプトについてはプレスリリースに「自然をゆったり楽しむ、トレッキングCub」と記載されています。要するに山道をのんびりと走ってほしいってことです。

JA55とJA65の違いはあちこち書かれているのでこんなページを見ていただくとして

  • 新規設計のエンジン
  • サイドスタンド形状変更
  • 1次減速比と2次減速比
  • キルスイッチ廃止
  • リヤサスプリロード調節機能追加
  • チェンジペダル形状変更
  • オイルフィルター追加
  • フィラーキャップ変更
  • キックぺダル形状変更
  • リヤキャリアネジ穴追加(4→6)
  • リヤリフレクター廃止
  • リヤタイヤ(ロードインデックス)変更
  • エアダクト周辺外装変更
  • センタースタンド形状変更
  • エンジンガード形状変更
  • シートヒンジ形状変更
  • メーターステーにボルト穴追加
  • トップブリッジ穴径変更
  • マフラーフランジ部分形状変更

こういうのを調べるのは好きというのもありますが買った後で後悔することがないようにしたいという意図があります。色々補強して車体重量が増えたのかと思いきや2kg軽量化しているというのは素人には全く理解できません。変更点は結構ありますが個人的にはサイドスタンド形状変更以外はどうでも良い変更内容でした。省略された機能としてはキルスイッチがなくなったことが挙げられますが今までカブに乗ってて必要と思ったことは無いので全く気になりません。見た目ですぐ区別できるのは左クランクケースの黒い部分の大きさ、リヤリフレクターの有無、エンジンガードの違いで中古バイクサイトの小さな写真でも分かります。

カラーリングについてはイヤーモデルごとに少しずつ異なります。JA65だけピックアップしてみるとこんな感じです。

2023モデル:グローイングレッドマットアーマードシルバーメタリックパールオーガニックグリーン

2024モデル:グローイングレッドマットアーマードシルバーメタリックターメリックイエロー

2025モデル:グローイングレッドパールシュガーケーンベージュパールスモーキーグレー

マットアーマードシルバーメタリックは2023年に設定された新色なのでJA65しかありません。ターメリックイエローは2024年に設定された新色ですが2025年モデルではなくなりました。グローイングレッドとパールオーガニックグリーンはJA55からある色なので色だけでモデル判別することはできません。ちなみに2025年モデルでは形式名はJA65のままでマフラーカバーの形状変更とサイドミラーの変更が行われて価格が¥33,000アップしました。変更内容の割に価格差が大きいので事実上の値上げですね。

各ギヤの回転数の関係をグラフ化してみました。


JA55とJA65は極僅かに減速比が異なりますがグラフにすると完全に重なってしまうので省略しました。

Wave125i(AFS125)がかなりハイギヤードな設定であることがよくわかります。60km/hは4500rpmにも満たずからまだ伸びて行く印象です。しかし、これは平地ならの話で少しでも登りだと加速する余裕がなくて速度を維持するので精一杯です。タイの最高速度80km/hに合わせた設定で日本の道路だと4速がトルクバンドを外していて美味しいところが使えてません。 

減速比とエンジン特性の違いだけですが同じ排気量なのに全く味付けが異なります。80km/hくらいで頭打ちになるCT125に対してWave125iは100km/h近くまで伸びますからWave125iの方が早いと感じる人が多いと思います。

JA07は体感的には60km/hを越えるとエンジン回転数が高まって唸っています。私はフロントスプロケットを変えてハイギヤード化して乗っていました。60kgない私の体重だとそれでもエンジン出力的には余裕があり加速性能に不満はなかったです。

CT125はJA07とAFS125のちょうど中間位です。他のカブと比較して車体が10kg以上重いので体感的な加速感はJA07に近いと予想しています。

形式JA55JA65AFS125
全長×全幅×全高1960×805×1085mm1965×805×1085mm1932×711×1092mm
ホイールベース1255mm1260mm1258mm
最低地上高165mm135mm
シート高800mm785mm
車両重量120kg118kg105kg(乾燥重量)
総排気量124cc123cc124.9cc
ボア×ストローク52.4×57.9mm50.0×63.1mm52.4×57.9mm
圧縮比9109
最高出力6.5kW(8.8PS)/7000rpm6.7kW(9.1PS)/6250rpm7.1kW(9.7PS)//7,500rpm ※
最大トルク11N・m(1.1kgf・m)/4500rpm11N・m(1.1kgf・m)/4750rpm10.6Nm(1.08kgf)/5,500rpm ※
燃費67.2km/L63.7km/L非公開
燃料タンク容量5.3L5
変速比
1速2.5
2速1.55
3速1.15
4速0.923
減速比(1次/2次)3.350/2.7853.421/2.7143.350/2.571
キャスター角27°26.5°
トレール80mm68mm
タイヤサイズ
80/90-17M/C 44P80/90-17M/C 44P70/90-17M/C 38P
80/90-17M/C 44P80/90-17M/C 50P80/90-17M/C 50P
ブレーキ形式
ディスク(デュアルピストンABS)ディスク(シングルピストン)
ディスク(デュアルピストン)ドラム
キルスイッチ××
リヤサイドリフレクター××
オイルフィルター××
リヤキャリアのねじ穴46
リヤサスプリロード調整××
価格¥440,000
最高出力時の速度88.2km/h79.2km/h102.4km/h
最大トルク時の速度56.7km/h60.2km/h75.1km/h

装備面ではトップブリッジまで伸びているフロントフォーク、フロントに2ポッド、リヤに1ポッドの油圧ディスクブレーキ、サイドスタンドを出したままギヤを入れるとエンジンが止まる等、装備は普通のバイクに近くなっています。一方で他のカブにはある時計とギヤポジション表示がありません。同じ価格のスーパーカブC125と比較してもスマートキーと盗難防止アラームがないなど装備面では見劣りします。タイヤも17インチカブでは唯一となったチューブタイプです。

[
股下72cmの短足なので一番の心配は足つきでした。平坦なところで足を真っ直ぐ下せば母趾球に届くので何とかなりそうな気がしますが、坂道やとっさに足を出したときに踏ん張りがきかないというのは危険を感じるので足つきを改善できる手段は色々やってみたいなと考えています。今から足を伸ばすのは無理なのでwシートとリヤサスペンションの交換を考えています。ちなみにシート高758mmのWave125iでも少し踵が浮いてました。


買ったのは中古ですが、まだ慣らしも終わっていない走行距離でした。最近はツーリングしている時間もないのでゆっくりと時間をかけてCT125に慣れて行こうと思います。

2024年10月5日土曜日

NIKKOR-H・C 5cm F2

NIKKOR-H・C 5cm F2を購入しました。

ニッコール千夜一夜物語によれば NIKKOR-H・C 5cm F2発売は1946年。L39用とSマウント用があり1948年までは硝材の入手性に問題があり何度か設計変更を行っていましたがそれ以降は問題が解決して安定して生産できるようになった、と書いてあります。入手したレンズはL39マウントで製造No.が6桁なので1960年以降の生産です。

レンズはクモリが僅かにあるだけでカビはなく綺麗。残念ながら絞り羽根は油染みが結構ありましたが絞りリング、ピントリングの動作は滑らかで年代を考慮すれば程度の良いものでした。

このレンズの構成は3群6枚。典型的なゾナータイプです。



ゾナーは米国特許US1998704(1935年4月25日)で出願されています。



レンズ構成はSonnar 50mm f2やJupiter-8とよく似ています。
Jupiter-8

Sonnar 50mm F2をベースに現地で入手可能な硝材で再設計したのがこのレンズです。要するにやってることはJupiter-8と同じです。鏡筒の造りはかなり良いです。
フォーカスリングは無限遠でロックされ、繰り出していくと3feetでクリック感があり最短撮影距離まで繰り出されます。コンパクトながらずっしりとした重量感があります。絞り羽根は10枚で綺麗な形状を描いています。最短撮影距離は1.5feet(約0.45m)とレンジファインダー用レンズとしてはかなり寄れます。


このレンズというかゾナータイプの特徴がニコン公式サイトに書かれています。F2と大口径でありながら、比較的屈折率の低いガラスで構成した場合でも、広い画角にわたってコマ収差の補正が良好なことで、これが開放からコントラストの高い描写を生み出すもととなっている。反面、非対称性の強い光学系であるため、糸巻き型の歪曲収差の補正が困難なことと、当時の低い屈折率のガラスの組み合わせではわずかに非点収差が残っているため、ボケの形状にはやや難点がある。このNikkor 5cm F2についても背景のぼけが周辺で三角形になることがあり、描写の特徴の一つになっている。また、非点収差は絞り込みによる性能改善の効果ががゆるやかであるため、絞りによる性能変化は少ない。
とあります。


フォーカスリングの回転角は約300°ありしっとりとした感触で緻密なピント合わせには便利です。無限遠のロックがあります。


写りはピントがあったところから柔らかい描写です。色はコントラスト高めなでトーンは狭くカラーバランスはシアン味が強めです。絞ることで先鋭度とコントラストが少し上がりますが周辺と四隅の流れはあまり改善しません。


モノコートなので逆光に対しては弱くハッキリとしたゴーストが出てコントラストも一気に落ちます。レンズの味だと思ってガンガン楽しみましょう。シャワーゴーストが出ない点は褒められると思います。鏡筒内の迷光対策がしっかりとしている証拠です。



ボケには独特味わいがありがあり草木のような複雑な背景では輪郭が残って煩いボケになりますが、近接撮影でボケ量を大きくすると先ほどの癖が目立たなくなり背景の情報が程良く残ったいい感じのボケになります。いわゆるバブルボケが出やすいタイプで絞り羽根が10枚あるので絞ってもボケは綺麗です。


古いガウス型は球面収差や色収差によるハロやフレアを絞りを変えることでコントロールしていく感じですが全く違う印象でした。絞ってもオールドレンズらしさがしっかりと残るため色々と楽しめるレンズだと思います。


ちなみに上の作例は町田仲見世商店街。このレンズが発売された1年後の1947年にできた商店街で冴えないボロボロの店の集まりだったはずが一周回って昭和レトロな感じとなり最近人気があります。市川豆腐店はその中でも歴史のあるお店でオールドレンズには良く似合います。お店は営業日が木金土だけ(週休4日!)とか商品が言わないと出てこないとか、あっても値札がないとか、店が開いてても製作中とかかなりマイペースです。豆腐と厚揚げはとても美味しいので頻繁に買いに来ています。