短期間ですがZ 28-400mm f/4-8 VRを借りました。
筐体はプラスチック製のしっかりとした作りでビルドクオリティ、質感共に高く非S-LineながらZ 24-120mm f/4Sと遜色ない仕上がりになっています。本体サイズは高倍率ズームとしては大きめですが70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDと比べると小さいです。ズームリングは自重で落ちない程度の重めの回転トルクで回転ムラが少ないです。
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Zf+Z 28-400mm f/4-8 VR |
レンズの開放F値は、ズームリングの位置で28mmでF4、35mmF4.5、50mmでF5.3、70mmでF6、105mmF6.3、150mmくらいでF7.1、200mm以降でF8になります。こんな開放F値ですから必然的に絞り開放で撮ることが多くなります。開放F値はLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.Sよりも暗いのです。
フードはコンパクトな角型で28mmの最短撮影距離が0.2mで花型フードだと邪魔になるから短い全長で迷光軽減効果が得られるのでこの形状になったもの思われます。マウント材質については何も言及はありませんがNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRやZ 24-120mm f/4Sと同じアルミ製と思われます。ただ試用した個体はマウントに対して防塵防滴ラバーの飛び出し量が不均一でした。
Z6との組み合わせでJ1ゼルビア町田の試合で使ってみました。
F値が暗いのでAF性能が心配でしたが屋外であれば俊敏とは言えないもののそれほど問題にはならないようです。テレ側の写りはちょっと微妙で色収差がやや目立ちます。等倍で見るとかトリミングしなければ使えるとは思います。
描写に関しては高倍率ズームにしてはかなり良い印象でした。望遠側の描写は甘くなるので絞りたいところですが、開放で既にF8値ですからシャッター速度を稼ぎたいシーンではあまり絞れないです。手ぶれ補正はちゃんと効いているようですが、望遠側は油断するとすぐブレます。
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Z6+Z 28-400mm f/4-8 VR |
ちなみに試合の結果は1-3で惨敗でした😓
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Zf+Z 28-400mm f/4-8 VR |
近接撮影性能は意外と良好で望遠レンズならでは圧縮効果が得られます。近距離であればF値が暗くてもそれなりにボケてくれるので結構綺麗に撮れました。これは意外でした。
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Zf+Z 28-400mm f/4-8 VR |
価格は約20万円です。高倍率ズームとしては高性能ではあるものの価格に対して見合っているかと言われるとNOでせめて10万円台前半には収めてもらいたいところです。それでもニコン純正で300mmをカバーするレンズとしては最も安価です。
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Zf+Z 28-400mm f/4-8 VR |
このレンズは日中屋外の被写体でシャッターチャンスを逃したくないというニッチなユーザーに適しています。特にお祭りや運動会みたいにレンズ交換の時間がないシーンにはとても良いと思います。
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