今回は中国メーカーのフルサイズ対応ZマウントのAFレンズを調べてみました、というめちゃくちゃマニアックな企画です。ここまで条件絞るとかなり少ないかなと予想していましたが意外とありました。
名称 | 10mm F2.8 ZERO-D FF | AF 20mm F2.8Z | TTArtisan AF 32mm F/2.8 | YN35mm F2Z DF DSM | AF 40mm F2.5Z |
メーカ | LAOWA | VILTROX | 銘匠光学 | YONGNUO | VILTROX |
レンズ構成 | 9群15枚 (非球面レンズ2枚、 EDレンズ3枚) | 8群10枚 (低分散レンズ2枚、 非球面レンズ2枚、 高屈折レンズ1枚) | 6群9枚 (異常低分散レンズ1枚 非球面レンズ2枚 高屈折低分散レンズ3枚) | 8群9枚 (低分散レンズ1枚、 非球面レンズ1枚、 高屈折レンズ2枚) | 6群10枚 (低分散レンズ1枚、 非球面レンズ1枚、 高屈折レンズ3枚) |
最短撮影距離[m] | 0.12 | 0.19 | 0.5 | 0.35 | 0.34 |
最大撮影倍率 | 0.24 | 0.17 | 非公開 | 0.13 | 0.14 |
フィルター径[mm] | 77 | 52 | 27 | 52 | 52 |
絞り羽根枚数[枚] | 5 | 7 | 7 | 7 | 7 |
サイズ[mm] | Φ82 x 70.8 | Φ64.9×59.6 | Φ63×50 | Φ68×73 | Φ65×60.8 |
重量[g] | 420 | 152 | 195 | 290 | 181 |
価格 | ¥148,500 | ¥23,700 | ¥26,820 | ¥43,500 | ¥23,700 |
名称 | YN50mm F1.8Z DF DSM | AF 50mm F1.8 Z | AF 85mm F1.8 Z STM | YN85mm F1.8Z DF DSM |
メーカ | YONGNUO | VILTROX | VILTROX | YONGNUO |
レンズ構成 | 8群11枚 (低分散レンズ1枚、 非球面レンズ1枚、 高屈折レンズ4枚) | 10群11枚 (低分散レンズ2枚、 非球面レンズ2枚、 高屈折レンズ1枚) | 7群10枚 (EDレンズ4枚、 短波長と高透明レンズ1枚) | 8群9枚 (低分散レンズ1枚、 高屈折レンズ4枚) |
最短撮影距離[m] | 0.45 | 0.55 | 0.8 | 0.8 |
最大撮影倍率 | 0.15 | 0.10 | 0.10 | 0.13 |
フィルター径[mm] | 58 | 55 | 72 | 58 |
絞り羽根枚数[枚] | 9 | 9 | 9 | 7 |
サイズ[mm] | Φ68×87 | Φ70x89.9 | Φ80x92 | Φ68×89 |
重量[g] | 417 | 390 | 540 | 405 |
価格 | ¥46,600 | ¥46,670 | ¥51,870 | ¥52,200 |
YONGNUOとVILTROXが多いです。特にVILTROXはAPS-Cまで含めるとAFレンズラインナップが充実しています。
スペックはどこもこれも微妙で純正に対して優れている点が見つかりません。特にVILTROXは皆揃って寄れないという謎仕様です。YONGNUOはこの中ではまともで純正とほぼ同じ仕様で勝負している印象です。LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FFは唯一無二のスペックで比較対象がありませんので価格も強気です。ちなみにズームレンズはまだどこも出していません。
国内メーカのコシナ、シグマ、タムロンが製品紹介の中に「ニコンとのライセンス契約の下で、開発・製造・販売されています。」という記述があるのに対して中国メーカにはそういった記述が一切ありません。ニコンはリバースエンジニアリングを禁止していませんので必ずしもライセンス契約が必要というわけではないと思われますが、カメラ側のFWアップで動かなくなるリスクはありますし、画像処理による収差補正が前提のレンズ作りが当たり前になっている今日では不利であることは間違いないでしょう。
価格は純正より安価に設定されています。適切価格かどうかは製品を使ったことがないので何とも言えません。
個人的にはVILTROX AF 20mm F2.8 Zが気になっています。小型軽量で安価なのが魅力的です。 作例を見た感じはそんなに悪くなさそうです。
2024/6/4追記
VILTROX AF 40mm F2.5 Zが発売になっていたので追加しました。
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