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2025年8月16日土曜日

Jupiter-8を購入しました

またロシアレンズを買ってしまいました。

このレンズの歴史はZENIT公式サイトに詳しく書かれています。要約するとこんな感じです。

コンタックス用のカール・ツァイス・ゾナー5cm F2は、1930年代初頭にルートヴィヒ・ベルテレによって設計されました。第二次世界大戦後、ソ連は、多くのドイツ製レンズに関する資料、ならびにそれらの製造に必要な技術、材料、設備を賠償として受け取りました。クラスノゴルスク機械工場(KMZ)での製造開始当初、このレンズは「ZK」(クラスノゴルスク・ゾナー)という名称で販売されていました。このレンズは、色収差、球面収差、像面湾曲を大幅に排除するように設計されています。

コンタックスマウントのZK2/50 (後に Jupiter-8 と命名) の生産は、1947 年にキエフ兵器廠工場でKievがリリースされたときに始まりました。

L39マウントのKMZ製のJupiter-8は、ZorkiとLeningrad用のレンズとして供給されました。

焦点距離:52.49mm
絞り羽根枚数:9枚
最短撮影距離:1m
サイズ:φ49x45mm
質量:130g
開発年(Sonnar 5cm F2):1930~1932年
ドイツオリジナル設計:ルートヴィヒ・ベルテレ
再設計:M.D. マルツェフ

レンズ構成図を見るとSonnar 5cm F2とJupiter-8はレンズのRや肉厚が明らかに違うところがあり完全なコピーではないことは明確です。

Sonnar 5cm F2


Jupiter-8

1950年代から1990年頃まで長きに渡って生産されたレンズでバリエーションがあります。大きく分けるとシルバー鏡筒で無限遠ロックのある前期型、シルバー鏡筒で無限遠ロックがない中期型、ブラック鏡筒の後期型です。それ以外にもレンズ銘板の表記(1:2 F=5CM or 2/50、コーティングという意味を示すПの有無)が異なるなど何種類かバリエーションがあります。私が購入したのは1961年製の中期型です。

ロシアレンズはネットの方がタマ数が多いのでネットで購入することが多いのですが今回は実店舗で購入しました。古さ故のコンディションもありますがビルドクオリティが低さが特徴ということもあるので買う前に実物が見られるというのは安心感があります。 L39マウントの相場は2万円前後、安い品物はほとんどがコンタックスマウントです。

入手したレンズはフォーカスリングのグリスが抜け気味、レンズ内はカビクモリなし、ロシアレンズにはよくある拭きキズはほとんどなしというコンディションでした。

鏡筒はアルミ製で非常に軽量です。見た目もスペックもそっくりながら真鍮で作られたNikkor H・C 5cm F2のずっしり感とは全く異なります。絞りはクリックなしの不等ピッチです。先端かつ径が細いのでフードを付けると操作が非常にやりにくくなります。

絞り開放ではコントラスト低めで柔らかな描写です。絞るとシャープになってきますが解像感は大きく改善しません。周辺に行くとピント位置を見極めるのが困難なくらい流れています。HELIOS-44のような中心以外は使えない!位極端ではないもののはっきりと認識できます。


一方でフレアや色付きは目立ちません。後ボケは輪郭が残ってて硬め、前ボケの方がどちらかと言うと綺麗で若干二線ボケ傾向がみられるもの自然なボケ味になっています。発色は地味ながらトーンがしっかりと出てます。古いレンズなので当然ですが逆光でゴーストが出やすくオールドレンズらしい描写になります。


2025年8月9日土曜日

座間ひまわりまつり

座間ひまわりまつりに行って来ました。会場は座架依橋下の座間エリアと四ツ谷エリアに分かれていて今回もひまわりの本数が多い座間エリアに行って来ました。いつも通り日の出とほぼ同時に到着。朝から結構人がいます。イベントは何もやってないけど気温が低いこの時間が見るにはちょうど良いです。

Zf+15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

Zf+TTArtisan AF 75mm f/2

SAMYANG AF 135mm F1.8 FEを借りてきました。135mm F1.8でありながら772gという軽さが魅力です。ただAFは外してばかりで合焦マークがついてもピンボケでした。ETZ21で使うのはだめかもしれません。写りはピントさえあえば結構シャープで寄れるしボケも綺麗で使い勝手はとても良さそうだったので残念です。

Zf+AF 135mm F1.8 FE

ひまわり畑は望遠の方が使いやすいというか圧縮効果と背景を処理しやすいのでついつい多用してしまいます。

Zf+AF 135mm F1.8 FE

お気に入りのキャラクターと一緒に撮る人、犬と一緒に撮る人、愛車と一緒に撮る人、子供と一緒に撮る人。ひまわりだけで撮るよりも何かあった方が絵になりますね。何かしらお供を連れて行った方が楽しそうです。

Zf+TTArtisan AF 75mm f/2

Zf+AF 135mm F1.8 FE

Zf+Velvet 28

Zf+AF 135mm F1.8 FE

Zf+AF 135mm F1.8 FE

というわけで私は愛車と一緒に撮りました😉

Zf+AF 135mm F1.8 FE

ではまた来年!

2025年8月3日日曜日

第79回あつぎ鮎まつり花火大会

毎年恒例のあつぎ鮎まつり花火大会に行って来ました。今年は土手の階段に場所取りしました。長年河原で見てきたのに昨年から有料席が大幅に増えて今まで見てたところが通路になってしまったため趣向を変えて土手にしてみました。斜面なので前の人の存在が気になりません。その代わり花火との距離が離れるので迫力は少し落ちます。


去年は有料スペースがよく分からず場所取りに失敗しましたからそれに比べたら大分マシです。無料席のエリアにちゃんとコーンが立てたられていたのが少し親切かな。相変わらずめっちゃ狭いですが😅。





今年は市政70周年記念ということで盛り上がってた⁉️約10年前の動画(画質悪い)と比べるかなり規模が小さくなった感は否めません。パンフレットに書かれている寄付金の額は10年前とほぼ変わらないですが物価はかなり上がりましたから打ち上げる花火のクオリティは下げるしかないですよね。公式打ち上げ数は1万発で10年前と変わってませんが個人的な感想では第68回大会をピークに規模は少しずつ縮小傾向にあるように思います。第68回は500mものナイアガラをはじめスターマインがワイドに打ち上がってとても迫力がありました。


↓フィナーレだけ見た人はこちら(編集してない分若干画質良いです)


今年は静止画はPowerShot G1XmarkIII、動画はPixel9Proで撮りました。撮影機材も年々縮小傾向です😅特にPixel9Proはすごい。三脚に固定して動画モードにして撮影ボタンを押すだけでこんなに綺麗に撮れます最早動画の知識なんて一切不要。固定さえちゃんとできていれば後は何も考えなくてよし‼️来年からはスマホオンリーで良いかもしれませんね。

2025年8月2日土曜日

Pixel 9 Proのカメラ

3年ぶりにスマホを買い換えました。

今回の選択の決め手はカメラとFeliCaです。スマホはコンデジの代わりですのでカメラ機能はもはや最重要項目です。FeliCaは出張時にeチケットで新幹線の指定席が取りたくて欲しくなりました。出張帰りの最寄り駅は無人駅なので新幹線の駅まで行った後切符を買うことになるのですが、窓口1つだから並ぶし、遅くなれば指定席は埋まっちゃう。eチケットの人はというと在来線の中でチケット購入済で悠々とお土産みたり夕飯を食べたりしています。しかも前日まで購入すればチケット代も安くなるので最早紙で乗るのは時間とお金の無駄です。欠点は無人駅にはSuica端末がないので乗車下車共にできないこと。この解決策としてJR東日本はQRコードを使用したQチケットの導入を進めていて2025年10月1日から都内で使用可能になる予定です。これがあればモバイルSuicaなんてものは不要‼️あれ❓️FeliCa対応端末買った意味ないじゃん⋯😱情弱者は私でした。良く調べてから買いましょう。




Xperia5IIIはカメラ仕様を決め手で買ったもののUIが非常に使いにくくて我慢して使ってました。思い返せば買う前に店頭でデモ機を触ってみればわかったことです。今回はそうならないように候補の機種は触ってきました。


もう1つの候補は、Xaomi 14T Proでしたが、サイズが大きすぎるという理由で却下しました。値段も比較的手ごろでカメラ性能も良くLeicaブランドというのも良いなと思いましたが6.7インチという画面サイズは大きすぎます。大きいスマホが嫌で長く6.1インチサイズのスマホ(Xperia5III、Huawei P30)を使ってきたのでここは譲りたくなかったです。




Pixel 9 Proのアウトカメラは3つのカメラから構成されています。


  • 12mmF1.7 IMX858 約4800万画素 1/2.51型
  • 24mmF1.68 OIS Samsung GNK約5000万画素 1/1.33型
  • 110mmF2.8 ペリスコープ OIS IMX858 約4800万画素 1/2.51型

主張の強すぎるカメラデザインは嫌いですけどカメラを収めるのにこの出っ張りが必要なんでしょうから我慢します。ピンチアウトでシームレスに画角が変化します。カメラが切り替わっても色が全く変わらないのがすごい。カメラ機能として見た時のUIは露出補正がやりにくい以外は結構優秀です。その露出補正も画像処理が強力なので使う出番が少ないため困りません。
モードは基本的に写真にすれば良く、背景をぼかしたい時はポートレート、夜は夜景、パノラマ、長時間露光、一緒に写るは必要に応じて使うと言った感じで整理されています。どこのスマホか言いませんがBASIC、AUTO、P(プログラム)があってそれぞれ使える機能が違うなんてことはありません。


写りはハイライトの白飛びを抑えつつシャドウの黒つぶれも抑えた仕上げになります。少し不自然な仕上がりになることもありますが概ね綺麗で見栄えのが良いです。こんな小さなセンサーでどうやってラチチュードを確保しているのか不思議です。逆光にも強くて太陽入れてもゴーストが少ないのも素晴らしいです。





真っ暗なところでシャッターボタンを押してもブレずにちゃんと写真が撮れます。これは本当にすごい。ミラーレス一眼顔負け、というかミラーレス一眼以上です。カメラの知識がない人でも簡単に綺麗な写真が撮れるようになってます。


欲を言えば撮影時に絵作りを選択できると嬉しかったです。絵作りは撮ったあとでGoogleフォトで編集してねってことでしょう。Pixel9Proのカメラ性能はとても良くて満足度は高いです。 


即写性に関するところで言えば認証系に難点ありで顔認証できる明るい環境ではスムーズなものの指紋認証になると全く認証せずにシャッターチャンスを逃してしまいがちです。液晶保護ガラスを使わなければもっといいのかもしれませんが保護ガラスって最早お約束のアイテムですよね~。