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2022年5月22日日曜日

Super-Takumar 55mm F1.8を使ってみました

K&F CONCEPTのKF-42Zで遊ぶ第2弾です。

今回は、Super-Takumar 55mm F1.8を使ってみました。5群6枚の変形ガウス型で定評のある写りとタマ数も多く安価で入手しやすいレンズです。

マニアックな人のために、このレンズは前期型/後期型がありますが、私が持っているのは後期型です。後期型は硝材に酸化トリウムが含まれていて放射線を出すので「アトムレンズ」とも呼ばれています。もちろん健康に影響はないレベルですが…。

今となっては、レンズ硝材に酸化トリウムは使えないので昔ながらのレンズとも言えるでしょう。その写りは優等生で良く写ります。

さすがに最新レンズと一緒とまでは言えませんが、開放から結構シャープでボケは前後ともなめらかかつ綺麗です。

下の写真はF4まで絞ってみました。キレキレで葉脈までしっかり解像しています。絞り羽根6枚なのでボケは綺麗な六角形です。


マルチコーティング以前の製品ですが色被りも少ないです。酸化トリウムは、レンズが黄変を起こすことで有名ですがこのレンズはUV照射をしたことがあるせいかその影響も見られません。

逆光で撮ると見事なゴーストが出るようですが、今回は曇り空だったので撮ることができませんでした。


良い意味でオールドレンズらしさが希薄なレンズです。オールドレンズと言うと個性的な描写が好まれる傾向があるので、こういった優等生レンズはあまり人気がないのかもしれませんね。








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