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2024年12月28日土曜日

Zマウント標準レンズを調べてみました

2024年12月現在のマクロレンズを除くZマウントAF対応の標準レンズを調べてみました。今回はAFレンズに限定しています。

名称Z 50mm f/1.2SZ 50mm f/1.4Z 50mm f/1.8SYN50mm F1.8Z DF DSM
メーカNikonNikonNikonYONGNUO
レンズ構成15群17枚
(EDレンズ2枚、
非球面レンズ3枚)
7群10枚
(非球面レンズ1枚)
9群12枚
(EDレンズ2枚、
非球面レンズ2枚)
8群11枚
(低分散レンズ1枚、
非球面レンズ1枚、
高屈折レンズ4枚)
最短撮影距離[m]0000
最大撮影倍率0000
フィルター径[mm]82626258
絞り羽根枚数[枚]9999
AFSTMSTMSTMDSM
ファームアップ
サイズ[mm]Φ89.5×150Φ74.5×86.5Φ76×86.5Φ68×87
質量[g]1090420415417
価格¥277,200¥73,260¥77,600¥46,600
名称AF 50mm F1.8 ZMeike 50mm F1.87Artisans 50mm F1.8 AFAF 55mm F1.8 STM
メーカVILTROXMeike七工匠SG-image
レンズ構成10群11枚
(低分散レンズ2枚、
非球面レンズ2枚、
高屈折レンズ1枚)
7群11枚9群11枚
(EDレンズ1枚、
非球面レンズ2枚、
高屈折レンズ2枚)
8群10枚
(高屈折率レンズ5枚)
最短撮影距離[m]1111
最大撮影倍率0非公開非公開非公開
フィルター径[mm]55586258
絞り羽根枚数[枚]99119
AFSTMSTMSTMSTM
ファームアップ
サイズ[mm]Φ70x89.9Φ73x103.2Φ72x104Φ67×76
質量[g]390382450365
価格¥53,460¥27,239¥38,880¥34,550

7Artisans 50mm F1.8 AF

Meike 50mm F1.8

VILTROX AF 50mm F1.8 Z

SG-image AF 55mm F1.8 STM


6社8種類ものレンズがあることがわかりました。純正以外はすべて中国メーカになっています。以前サードパーティー限定で調べたときはAFレンズは2機種だけだったのにこの2年間でかなり増えたことになります。

薗の中でもZ 50mm f/1.2Sはサイズも値段も別格です。絞りF1.4のレンズはZ 50mm f/1.4のみの一択ですが趣のある個性的な描写をするので用途によっては選ばない方が良いのは以前述べた通りです。

Zf+Z 50mm f/1.2S

F1.8は純正、社外品併せて6社もの選択肢があります。高価なZ 50mm f/1.8Sの代わりの選択肢となるのは全て中国製ですが最短撮影距離がどれも長いのが欠点です。価格の安さで我慢できるかは個人差があると思いますが特にMeike 50mm F1.8は0.63mとかなり不便に感じると思います。

Zf+Z 50mm f/1.8S

F1.4はZ 50mm f/1.4一択です。このレンズは性能はほどほどにしてF1.8同等のコンパクトさを実現したレンズですが他のメーカーが作ったらもっと大きくなりそうな気がします。

Zf+Z 50mm f/1.4

ファームアップはどのメーカもできるようになっていますが中国製はライセンス契約ではないリバースエンジニアリングと思われますので今後のサポートのことを考えると純正一択になります。描写についてはZ 50mm f/1.8Sが完璧とも言えるくらい絶賛されているレンズですからなかなかそれを超えることは難しいと思います。

性能に関しては使ったことがないので何とも言えないのですが、収差補正データによってカメラ内補正が可能な純正に対してそういった補正ができないリバースエンジニアリングは不利です。残存収差をレンズの個性と捉えるて価格の安さで我慢できるかどうかが選択の決め手になると思います。個人的には中一光学SpeedMaster 50mm F0.95というじゃじゃ馬レンズを所有しているので2本目以降選択肢とすると堅実に写るニコン純正レンズにすると思います。

2024年12月21日土曜日

CT125のリヤボックス

リヤボックスをAmazon等のECサイトで見ると似たような商品がたくさん出てきて何が良いのか良くわかりません。検索ワードにCT125を入れるとCT125純正カラーと同じ色に塗装された商品も出てきます。

で、どうやって決めたのか。

適当です。

口コミ見ても他の人と全然違うこと書いている人もいるので正直どれを信用していいのか分かりませんでした。写真見ても判断つかないのでとりあえずレビューが多いこのメーカーの商品を選んでみました。

ONE STEP リヤボックス アルミ 55L オールブラック

品番は特にないみたいです。同じメーカーでも色違い素材違いモデルがあり形状も若干異なるようなので、口コミと同じ製品かはよく確認した方が良いです。

45L55L65LBB
外寸(WxDxH)[mm[415x335x315465x385x315565x385x315545x390x280
内寸(WxDxH)[mm]410x330x310460x380x310560x380x310545x390x270
容量[L]42546657
重量[kg]5.1kg5.8kg6.5kg4.8kg

45Lと55Lの違いは幅奥行き共に50mmずつ大きくなっています。一方、55Lと65Lの違いは幅が100mm大きくなっただけです。幅よりも奥行きに増やして欲しいところですがカブのように荷台が大きい車種は問題ないですが、普通のバイクのキャリアの場合奥行きが増えると後ろに出っ張る量が増えてしまうのでこのような措置になったと思われます。さすがに幅565mmは邪魔だろうと思ってやめたんですが調べてみると今ついているモトボワットBBの47Lは幅545mmで違いは僅か20mmでした。それだったら65Lでも良かったかな…。

内寸から容量を計算するとそれぞれ41.9L、54.2L、66.0Lになります。実際には内部に凹凸が多少あるので数値通りではないと思いますが、容量の差は10Lではなく12Lずつありそうです。特に45Lは実質41.9Lだったら鯖読みすぎな感じもしますね。

ちなみにホンダ純正ビジネスボックスはデザインと鍵はショボいけど58Lあって値段は12,000円程度と安くて容量もあります。実用性重視ならこういう選択肢もありですね。

気になるポイントは3つ

①素材は本当にアルミなのか
②匂い
③Amazonの製品写真と実際に送られてきた商品の違いは?

①アルマイト処理されていましたので間違いなくアルミだと思います。一般的に金属=頑丈というイメージがあります。確かに破断するまでの応力は樹脂より優れていますが、ちょっとした衝撃で凹みやすいのは金属です。使っていてキズや凹みが目立って来るのが早いのは金属です。アルミは熱伝導率が高いので夏場は内部の温度が上がりやすいという点、樹脂は紫外線に対する劣化が早いという点があるのでどちらが優れているとは言い難いです。今回は質感重視でアルミにしました。

②匂いは確かにあります。顔を近づけるとちょっと刺激を感じる匂いです。感じ方には個人差があります。文章で伝えるのは難しいですね。

③まずはAmazonの写真から

実際の製品はこちら。形状の違いはほぼなしと言えると思います。バリ、パーツごとのアルマイト、塗装の違いもありませんでした。

ベースプレートをキャリアに取り付けます。

リヤに荷重が行くとハンドリングに影響が出るのできるだけ前に寄せておきたいところですがロック機構が下に飛び出ていてキャリアに干渉するのでこれ以上前には出せません。ギリギリを狙って付けています。厳密に言うとリヤボックスを外す時にバックルを大きく動かすと当たるのですが気をつければ当たらないようにできますし、そもそも外すことは滅多にないので良しとしました。


前側のスペースは約120mmです。折りたたみの椅子やテーブル、小さめの三脚であればこのスペースに入ります。リヤボックスをつけた状態でセンタースタンドをかけると空荷だとフロント側もリヤ側どちらにも接地して安定しますが、リヤボックスに少しでも荷物を入れるとリヤ側が重くなりフロントタイヤが浮きます。

容量55Lは普段使いでは全く困らないんですが、自分が想定する最大収納量まで考えていなくて…65Lにすれば良かったと後悔しています。先日の焼き芋の時にイス、テーブル、ガスバーナー、食料、雨具でパンパンでレンズ交換式カメラを入れる余裕がありませんでした。

というのも今まで使っていたカブ110の収納はホンダ ビジネスボックス(ワンタッチロックタイプ)が58L、HYOSUNのセンターバッグ、折り畳み式サイドバスケット、フロントバスケットでした。サイドバスケットとフロントバスケットの容量がよく分からないのですが少なめに見積もっても80L程度の収納能力がありました。Wave125iもヘルメットインにE43NTLDが43Lでこちらも60L以上はありました。箱は大きくなりましたが総容量は実は今までの方が結構詰めてたのです。とりあえずサイドラックとフロントキャリアの購入を検討しているのと限界を感じた時は55→65Lへ買い替えます。

蓋の裏側にはポケットが2つついています。画像では書類ケースが綺麗に収まっているように見えますが走行後は箱の中に落下してました。ポケットにすっぽり収まるものであれば問題なさそうです。蓋の角度は90度より少し開いている程度(100度ないくらい?)です。ちょっと坂道だったり荷物を入れてセンタースタンドでリヤタイヤが設置した状態だと蓋が閉まってしまいますので常に手で押えて使うものと認識している必要があります。

黒いことに拘ったケースですが、バックルの当たる箇所は使い始めてすぐに塗装が剥げてきました。摺動部に塗装してますので当然のことですがこういうのを気にする人はオールブラックはお勧めしません。

2024年12月14日土曜日

銘匠光学 TTArtisan AF 75mm f/2を買いました

ブラックフライデーでTTArtisan AF 75mm F/2 Zマウントを購入しました。

レンズ構成はEDレンズ1枚と高屈折レンズ4枚を含む7群10枚です。キャッチコピーはよく分からないのですがポートレートに最適なレンズと書かれています。

箱を開けるとレンズ、フードと中国語の説明書が入ってます。余計なものが入ってないのは好感が持てます。

リヤキャップにUSB端子があり ファームアップができるようになっています。OSがWindows10を推奨と書いていますが…2025年10月にサポートが切れるんですけどwこのリヤキャップを紛失したり他社のレンズにつけて壊してしまうとファームアップができなくなってしまうのでレンズ本体に端子を搭載してもらった方がスマートだと思いました。使用時には別のリヤキャップをつけることにしました。


Zマウントで75mmVoigtlander NOKTON 75mm F1.5 Aspchericalがあります。85mmF1.8も許容可能とすれば6機種から選択可能です。寸法差は結構ありますが、スペック的には似たり寄ったりです。ソニーEマウントであればSAMYANG 75mm F1.8FEがあります。こちらはTTArtisan AF 75mm F/2よりも遙かに小型軽量です。最大撮影倍率は0.13倍と他の競合レンズとほぼ同じです。

名称TTArtisan AF 75mm F/2NOKTON 75mm F1.5 AspchericalAF 85mm F1.8 Z STMYN85mm F1.8Z DF DSM
メーカ銘匠光学VoigtlanderVILTROXYONGNUO
レンズ構成7群10枚
(EDレンズ1枚、
高屈折レンズ4枚)
6群7枚
(EDレンズ3枚、
非球面レンズ1枚)
7群10枚
(EDレンズ4枚、
短波長と高透明レンズ1枚)
8群9枚
(低分散レンズ1枚、
高屈折レンズ4枚)
最短撮影距離[m]0.750.500.80.8
最大撮影倍率0.130.210.100.13
フィルター径[mm]62627258
絞り羽根枚数[枚]9997
AFSTM×STMSTM
ファームアップ×
サイズ[mm]Φ67×76Φ74.0×71.9Φ80x92Φ68×89
重量[g]344525540405
価格¥36,900¥116,270¥51,870¥52,200


名称AstrHori 85mm F1.8 AF7Artisans 85mm F1.8 AFZ 85mm f/1.8SAF 75mm F1.8 FE
メーカAstrHori七工匠NikonSAMYANG
レンズ構成8群9枚7群10枚
(EDレンズ2枚、
高屈折レンズ2枚)
8群12枚
(EDレンズ2枚)
9群10枚
(EDレンズ3枚、
高屈折レンズ1枚)
最短撮影距離[m]0.790.800.800.7
最大撮影倍率0.120.110.120.13
フィルター径[mm]72626758
絞り羽根枚数[枚]91199
AFSTMSTMSTMSTM
ファームアップ
サイズ[mm]Φ78×94Φ72×91Φ75×99Φ65×69
重量[g]650450470230
価格¥38,560¥53,460¥106,920¥36,370

レンズ構成とMTFはSAMYANG 75mm F1.8FEを意識したと思われる痕跡があります。





(同一条件か不明のメーカが異なるMTF曲線図を比較していいのかわかりませんが)周辺性能が若干良くなっているように見受けられます。とはいえ周辺解像力の落ち込みがやや大きめで性能より小型化を優先した設計です。

ちなみにフォクトレンダーのNOKTON 75mm F1.5 Aspchericalもちょっと似ていますがこのレンズより構成枚数が少なく洗練された印象です。


本体は金属製でシグマのIシリーズに近い質感です。フードはプラスチック製で広角レンズ用浅いの花型で迷光防止効果はほとんど期待できない形状です。また内径側が小さすぎで62mmフィルターを取り付けると干渉するものがあります。

操作部はフォーカスリングと絞りリングの2つのみでAF/MFの切り替えスイッチはありません。


絞りリングはクリックのあるタイプでAポジションにすることでカメラ側から絞りを設定をすることも可能です。絞りリングを使用したときは実絞りAEになります。絞りポジションをAに設定すれば純正レンズと同じくF5.6までは実絞りでそこから先は固定という挙動に変わります。
ニコン純正レンズは絞りを設定できるリング(コントロールリングと呼んでます)に絞り値を記載しない仕様です。よってカメラ側から命令された絞り値を設定することだけでレンズ側から絞り値を命令することはありません。この純正レンズにはない仕様を搭載しているのでFWバグというよりはこうするしかなかったと思われます。確かフォクトレンダーのレンズも同じ仕様だったような気がします。絞るとAF性能やライブビューに影響が出る可能性がありますので絞りリングを使ってF5.6より絞る際は注意が必要になります。色々面倒くさいと思う人はAポジションにしておけば挙動に問題はありません。


絞り羽根は9枚です。円形絞りとは謳っていませんし、実物見ても円形絞りには見えません。
レンズリヤキャップがファームアップ用のドッグと兼ねています。


写りは結構良さそうです!感想はじっくりと使ってからまたの機会に記事にしたいと思います。

2024年12月7日土曜日

宮ケ瀬クリスマスのつどい

今年も行って来ました宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい。花火狙いで初日の11/23に参加です。花火は初日しか上がらないため、わずか5分100発あるかどうか分からない花火をみんなで待っていました。

Zf+Z 24-70mm f/4S

待ち時間のおやつは楽しみのひとつです。肉の田口のもつ煮とオギノパンのあげパンです。あっという間に時間が過ぎて行きます。

Zf+Z 50mm f/1.4

イルミネーションは去年と変わらずというか例年通りです。熱気球は今年で2回目ですかね。完全予約制で1人4,700円(休日、平日は4,000円)です。あ、もちろん乗ってません。

Zf+Z 24-70mm f/4S

Zf+Z 24-70mm f/4S

メインの高さ30mクリスマスツリー。自生のモミの木です。今年も木の間近まで行けるロードトレインはありませんでした。熱気球に置き変わった形です。

Zf+Z 24-70mm f/4S

フラミンゴ🦩とリス🐿️のイルミネーションは去年無かったかなぁ。イルミネーションも少しずつ変えてるかもしれませんね。

Zf+Z 50mm f/1.4

Zf+Z 50mm f/1.4

やっぱりイルミネーションと花火は綺麗ですね。時間があえば来年も花火のある時に行きたいと思いました。