芝ざくらラインは管理団体が2021年で解散したという話で存続が危ぶまれていましたが今年は何とか手入れをしてくれていたようで綺麗な花を咲かせてくれていました。雑草も増えていたし芝ざくらまつりのホームページも2020年中止のアナウンスを最後に更新がされておらずやる気があまり感じられない印象です。
我が家からはバイクで30分弱なのでやってなくても別にいーや的な発想でぷらっと行って来ました。
今回は普段あまり使ってない最新でもないしオールドレンズとも言えない中途半端な古さのレンズを使ってみました。使わないのであれば売ればいいんでしょうけど元々二束三文で手に入れたレンズは売っても大したお金にならないのでそのまま持っていることが多いです。
Df+28mm F1.8EX DG |
28mmF1.8EX DGは2001年発売と20年以上前のレンズです。レンズ構成9群10枚、非球面レンズが2枚、フローティング機構、絞り羽根9枚という贅沢な設計ですがマクロ域の開放の甘さとかアンバー寄りのカラーバランスに設計の古さを感じます。
Df+28mm F1.8EX DG |
AF/MFの切り替えはフォーカスリングを引いて切り替える機構を採用していますが、この製品はひと手間多くフォーカスリングを引く作業に加えてレンズ根元にあるAF/MF切替スイッチも操作する必要があります。
このレンズの最大の欠点は逆光の弱さです。はっきりと出る青緑系のゴーストはレタッチで悪目立ちしてしまうことがあるので使いにくいです。特に広角は太陽がフレームに入ることが多いので使いにくいです。
芝桜は確かに咲いてはいましたがだいぶまばらです。川沿いを散歩しながら眺める分には十分満足できると思いますが写真目当ての人は物足りないと思います。
下の写真は密集しているところをZEISSのMakro-Planar 50mm F2ZFで切り取ってみました。
Df+Makro-Planar 50mm F2ZF |
ちょっと古めなんて書きましたがこのMakro-Planar50mmF2ZFが発売されたのは今から15年前の2007年です。レンズ構成は6群8枚で典型的なダブルガウス型のボディ側に2枚レンズを追加した構成になっています。描写はカリカリにシャープでコントラストが高くキレのある写りは古さを微塵も感じさせません。
Df+Makro-Planar50mmF2ZF |
芝桜がまばらなので一部を切り出したくなるのでマクロレンズの方がしっくりくることを想定してタムキューことSP90mmF2.8MACRO(モデル172E)も用意してきました。Makro-Planarとは対照的な柔らかい写りと非常になめらかなボケが特徴です。発売は1999年と20年以上前ですが優秀なレンズです。
Df+SP 90mm F/2.8 MACRO |
そんな172Eの古さを露呈してしまうのが逆光のフレア。画面全体のコントラストが大きく低下します。
Df+SP 90mm F/2.8 MACRO |
逆光でフレアが出ること以外は結構いいレンズだと思います。中古で1万円以下で入手できるお勧めできるレンズだと思います。
Df+SP90mmF2.8MACRO |
最後は川沿いの空き地に放置されていて廃車体を撮って終了しました。シグマ28mmF1.8EX DGのアンバー味の強い発色を生かしたレタッチをしてみました。これはこれでいい雰囲気が出たかなと勝手に思ってます。
Df+28mm F1.8EX DG |
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