Z6+70-180mm F/2.8Di III VXD |
Z6+Z24-70mm f/4S |
Z6+FE70-300mm F4.5-5.6G OSS |
Z6+FE70-300mm F4.5-5.6G OSS |
D850+Samyang14mmF2.8(2021年5月撮影) |
Z6+Z24-70mm f/4S |
Z6+Z14-30mm f/4S |
Z6+70-180mm F/2.8Di III VXD |
Z6+Z24-70mm f/4S |
Z6+FE70-300mm F4.5-5.6G OSS |
Z6+FE70-300mm F4.5-5.6G OSS |
D850+Samyang14mmF2.8(2021年5月撮影) |
Z6+Z24-70mm f/4S |
Z6+Z14-30mm f/4S |
Xperia 5 IIIのカメラアプリはPhotography ProとCinematography Proがあります。Cinematography Proは名前の通り動画に特化したアプリですので今回はPhotography Proに絞ってお話しします。
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SnapseedでRAW現像 |
Photography Proはモード切替が可能でモードは「BASIC」、「AUTO」、「プログラムオート(P)」、「シャッタースピード優先(S)」、「マニュアル(M)」、「メモリーリコール(MR)」の6つがあります。
BASICは、写真用語がほとんど出てこないシンプル表示でスマホのカメラアプリしか使ったことが無い人はこれがいいと思います。AUTOは、シーンに合わせた最適な設定をカメラが自動で判断するモードでカメラまかせで撮るモードです。
SnapseedでRAW現像 |
プログラムオート(P)、シャッタースピード優先(S)、マニュアル(M)、色々と弄りたい人向けでメモリーリコール(MR)は予め登録した機能を読み出すモードです。絞り優先オートがないのは、絞りが搭載されていないからなので納得できます。
デジタル一眼を使っている人は、弄れそうなプログラムオート(P)、シャッタースピード優先(S)、マニュアル(M)を使いたくなると思いますが、ガッカリポイントがありました。
MENUに色の設定という項目がありますが、変えられるのはDROや肌色の設定だけで風景、ポートレートといった絵作りを変える項目がありません。絵作りは、カメラ設定において重要な項目でコンデジからデジタル一眼までついている機能です。絵作りを変えたい場合は、レタッチソフトで後から弄るかRAWで撮って現像するしかありません。絵作りはもっと気軽に切り替えられるようにして欲しいですね。
LightroomでRAW現像 |
色を変える機能としては、クリエイティブエフェクトという機能があり大胆に色を弄ることができます。この機能はBASICモードにすると選択できてその他のモードにすると出てきません。クリエイティブな人はBASICしか使わない想定でしょうか?意味が分かりません。
背景をぼかしたい場合もBASICモードのみです。被写体に近すぎ/遠すぎを繰り返すばかりで注文が多く使っていてイライラします。
ちなみにBASICモードにすると本体サイドのシャッターボタンが使用できなくなり、他のスマホと同じような画面内をタッチするにUIに変わります。
撮って出し |
光学手ぶれ補正(OIS)は広角と望遠側についていますが、望遠側のOISはジンバルにカメラを載せたみたいにゆっくりと動いていてカメラを静止させていてもゆっくりと撮影範囲が移動しています。
近接撮影性能も大したことなく特に望遠側は寄れずに不満です。スマホは最短撮影距離を開示していませんのでわかりませんでした。
シャッターボタンは結構重めに感じます。1stレリーズでピントを合わせて2ndレリーズで撮るという感覚はシャッターチャンスに強くカメラに使い慣れている私には馴染みやすかったです。シャッタータイムラグも短めで好印象でした。
Xperia5IIIに限らずスマホのカメラには絞りが搭載されていませんが、RAWで撮ると若干露出オーバー気味なのが気になったのでISO感度とシャッター速度について調べてみました。
まずISO感度やシャッター速度の仕様は開示されていません。なのでマニュアルモードで設定できる値を調べたところ最低ISO64、絞りf1.7、最高シャッター速度1/8000秒でした。EV値に換算すると凡そ15EVになります。これは日中晴天の明るさを何とかカバーできる値で条件によっては露出オーバーになる可能性があります。
下の写真のExifデータを見てみるとISO50、f1.7、ss1/1250とシャッター速度にはまだ余裕がありそうに見えます。空の白飛びを許容して風景が写るように露出を設定している可能性がありそうです。
撮って出しのJPEG画像。自然な発色で現実に忠実な仕上がりです。
この画像のRAW(DNG)データを何も弄らずにそのまま書き出した画像です。
DNGをLightroomを使って見栄えがするようにかつ空のディテールを残すように弄った画像です。
完全に白飛びしているわけではないのでRAW現像で救出することはできそうです。とは言えラチチュードは狭いのでフルサイズで撮った写真と比べるとかなり弄りにくいです。
撮った画像はGoogleフォトで再生するようになっています。簡単なレタッチやRAW現像ができますがぼかし等の高度な機能は有料になっています。Xperia5IIIオリジナルのRAW現像ソフトはありませんのでGoogleフォトやSnapseed、LightroomといったRAW現像ソフトが別途必要です。カメラ機能をウリにしているのであればビュアーやレタッチアプリも含めて開発してもらいたいです。
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逆光には非常に弱く太陽が近いと派手なゴーストが出ます。ツアイス自慢のT*コーティングのはずなんですが…。
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LightroomでRAW現像 |
カメラとしての機能はメモ代わりに撮るのに十分な画質でスマホのメリットである速写性にも優れています。ところが、Photography ProのUIがはっきり言って非常に使いにくいです。今後のバージョンアップに期待したいところです。
定例の宮ヶ瀬カブミーティングへ行って来ました。
朝は残暑どころか少し寒い位の陽気でしたが、宮ヶ瀬ダムに着く頃は日差しが強くなり暑かったです。この時期のバイクの服装は非常に悩ましいですが、夏の装いで来て正解でした。
Xperia5III(以下同じ) |
鳥居原ふれあいの館のバイク駐車場は多めながら入場制限するほどの台数ではなかったようです。それでも以前と比べるとバイクもカブも増えた気がしますが。
今回目を引いたのはこのバイク。
choibusと名付けられたカウル付バイクは下から覗くとホンダのカブ系エンジンでチェーン駆動にジョッキーシフトが付いていてどうやらジョルカブを流用しているようでした。オーナーさん曰くチョイノリがベースだと仰ってましたのでカブではないですね。
そういえば昨日カフェカブ青山の申し込みがあったのをすっかり忘れてしまい上限人数に達してしまったためエントリーできませんでした。今年は地下帝国に駐車して見学かあるいは行くことすらしないかもしれません。最近乗る暇がないのでカブのメンテナンスもサボり気味です。実はカブ110、Wave125i共にリヤタイヤが交換時期に来ているのです。
スマートフォンを買い換えました。
前回はカメラ機能重視でHuawei P30を購入しました。約2年半前の2020年3月のことです。
スマホに関してはほぼ使用しない超ライトユーザーです。あまり使わないのでバッテリーのヘタリも少なく未だに電池が2,3日持ちます。ぶっちゃけ今のスマホで全然困ってませんw買い換えた理由…そんなのありません。
スマホのカメラ機能はコンパクトデジタルカメラの性能を完全に凌駕していてこのブログでも頻繁に使っています。今回もカメラ機能重視でコンデジ代わりになるスマホという条件のもと見つけてきたのがXperia5 IIIです。
決め手は3つでした。
①光学ズーム機能がある
スマホでは当たり前になりつつある機能ですが、超広角、広角、望遠をカバーしてかつ望遠側を光学ズームで対応しているところが魅力的に感じました。
②光学手ぶれ補正機能(OIS)がある
手ぶれ補正は当たり前になりつつ機能ですが、電子手ぶれ補正だったり、メイン(広角)カメラだけ搭載だったりする中で広角、望遠レンズにOIS機能がついていることがポイントでした。
③本体サイズが小さい
カメラ性能をウリにしているスマホは大概ハイエンドクラスになります。ハイエンドというと本体サイズが大きいことが多い中でXperia5 IIIは本体サイズが比較的コンパクトという点が気に入りました。
カメラヲタク向けのブログですのでカメラ機能についてまとめておきましょう。比較対象は、以前使用していたHuawei P30です。
製品名 | HUAWEI P30 | SONY Xperia 5III (XQ-BQ42) | |
発売日 | 2019年05月24日 | 2022年4月22日 | |
CPU(プロセッサー) | Kirin 980 | Qualcomm Snapdragon888 5G | |
ストレージ | 128GB | 256GB | |
メモリーカード | NMカード | microSDカード | |
RAM | 6GB | 8GB | |
バッテリー容量 | 3650mAh | 4500mAh | |
モニター | 6.1インチ、有機ELフルHD+(2340x1080ドット)、比率19.5:9 | 約6.1インチ/有機EL シネマワイド(TM)ディスプレイ/FHD+/HDR対応/120Hz駆動 | |
防水・防塵機能 | IP53 | 防水(IPX5 /IPX8)、防塵(IP6X) | |
画素数 | 超広角 | 1600万画素 1/2.7型 | 約1220万画素 1/2.6型 |
広角 | 4000万画素 1/1.7型RYYB | 約1220万画素 1/1.7型 | |
望遠 | 800万画素 1/4型 | 約1220万画素 1/2.9型 | |
レンズ 35mm判換算 | 超広角 | 17mmF2.2 | 16mmF2.2 |
広角 | 27mmF1.8 | 24mmF1.7 OIS | |
望遠 | 80mmF2.4 OIS | 70mm/105mmF2.3/2.8 OIS | |
ISO | ISO 204800 | ISO 3200 | |
画素数(正面/インカメラ) | 3200万画素 F2.0 | 1/4型約800万画素 F2.0 | |
動画性能 | 最大4K | 最大4K | |
コネクター | USB Type-C 3.1 GEN1 | USB3.1 Super Speed Gen1 | |
幅 | 71.36mm×149.1mm×7.57mm | 約68mm×約157mm×約8.2mm | |
重さ | 165g | 約168g |
画素数が1200万画素で統一されていてデータが扱いやすそうですね。
カメラ性能で比較するとレンズが超広角、広角、望遠と分かれているところや広角レンズのイメージセンサが1/1.7型とスマホ用カメラにしては大型のものを搭載しているところが似ています。Huawei P30は、1/1.7型のイメージセンサのカラーフィルタ構成がRYYBと変わっていて高感度に強いことをアピールしていました。実際に高感度性能は良かったと思いますがその代わり色はくすんだ感じで再現性は悪かったです。超広角と望遠用センサはRGBセンサなのでズームしていくと突然色が変わってました。
今回は、使用頻度の高い広角レンズに光学式手ぶれ補正(OIS)が付いていることを重視しました。本当は全てのレンズについていて欲しかったのですがそういった機種は中々見つからず妥協しました。
Xperia5IIIの望遠レンズは光学ズーム式でしかもOIS付きです。ペリスコープ式と呼ぶ屈曲光学系の出来栄えがどんなものか気になります。
どちらもレンズ名にLEICA、CarlZeissといった名門ブランド名が使われています。
Xperia5IIIならではの特長としてシャッターボタンの半押し機能があります。カメラライクなUIで右手でしっかりホールドできるので液晶画面をタッチするよりもぶれにくそうな印象があります。
長くなりましたので実際に使ってみてどうだったかについては次回の記事でお伝えしましょう。
Z 28mm f/2.8(Special Edition)を借りてきました。
小型軽量で安価なこのレンズは使ってみたら絶対欲しくなると思ってましたので今まで借りてませんでした。本当にそうなのか覚悟を決めて体感してきました。
レンズ構成は8群9枚(非球面レンズ2枚)、最短撮影距離19cm(0.2倍)とかなり寄れます。
正面から見ると非常に小さい前玉が特徴です。昔の広角レンズのように前玉が大きい方がかっこいいと思います。実は前玉が大きい理由は周辺光量が不足するからで設計技術の発達により前玉が小さくできるようになったそうです。小さい前玉は最新設計の証なんですね。
Z 28mm f/2.8(Special Edition)のキャッチコピーは、「ニコン FM2」発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたヘリテージデザインのフルサイズ対応小型・軽量単焦点レンズです。通常モデルのZ 28mm f/2.8のキャッチコピーは、豊かなボケ表現を日常的に楽しめる、コストパフォーマンスの高いフルサイズ対応小型・軽量単焦点レンズです。お借りしたのはSpecial Editionの方です。
どのレンズデザインに合わせたのか気になったので古いレンズを引っ張り出してきました。1982年発売のフィルム一眼レフカメラ「FM2」と同時期に発売したNIKKORレンズのデザインを踏襲と言ってますのでAi-Sレンズのことでしょう。
まずは同じスペックのAi28mmF2.8s。シルバーリングと絞りリングローレットは似ていますが、フォーカスリングはAi28mmF2.8sの方がパターンが粗いです。何より全長が長いので雰囲気が全然違います。
Ai50mmF1.8sスペックは違いますが薄さは似てます。シルバーリングと絞りリングのローレットは似ていますが、フォーカスリングはAi50mmF1.8sの方がパターンが粗いです。
Special Editionはヘリテージデザインで通常モデルより高い価格にするのであれば絞りリングはちゃんと残しておいて欲しかったです。見た目は似ていても質感は異なります。Ai-sレンズのフォーカスリングは、回すと僅かにトルク変動があり内部機構を動かしている感触がありますが、Z 28mm f/2.8は、トルク一定で突き当たることもなくリングがただ回っているだけです。マウントまでプラスチックというのは所有欲を訴求する製品にしては残念だなと思いました。
写りはについて。キャッチコピーには「豊かなボケ表現を日常的に楽しめる」なんて書いてあってさすがに28mmF2.8でボケ表現を楽しむのは無理だろうと思ってましたが最短撮影距離の19cmまでよると結構ボケてくれます。
このレンズにはニコンがマルチフォーカスと呼ぶ複数のアクチュエータでフォーカス群を駆動するフローティング機構が搭載されています。
この機構のおかげで近接撮影時も収差が少ないのが特徴でボケも綺麗です。
絞り開放付近ではピントが合ったところはフレアっぽく柔らかめの描写です。ハイライトで青色の倍率色収差が出ることがありますが稀ですので気にしなくていいでしょう。口径食は若干ありますが気にならないレベルです。周辺光量の低下と歪曲収差はほぼ分からず、きっと画像処理で綺麗に補正されているのでしょう。
もちろん絞ればカチッとシャープな絵が撮れます。柔らかい描写、滑らかなボケ、口径食の少なさなど写りのキャラクタは同時期に発売されたZ 40mm f/2とよく似ています。
フードは、付属していないどころかオプションでも用意はされていません。逆光はそこそこ強そうなので必要ないと判断したのでしょう。
このレンズは3万円台で買えるいわゆる撒き餌レンズです。3万円と考えると質感に不満はありますが、写りは納得できるものでしたので買って損はないと思います。Z 28mm f/2.8とZ 40mm f/2の2本だけ持っていくというも軽快で楽しいと思います。
余談ですが28mmは広角単焦点の中では最も売れない焦点距離だそうです。タムロンのF2.8Diシリーズラインナップが20/24/35mmになっている、ソニーの28mmがFE 28mm F2しかない、シグマのArtシリーズで28mmが最後発になったのはそういった理由があるようです。
今回のZ 28mm f/2.8はZfc取付時にAPS-Cで42mm相当という焦点距離からスペックが決まったと思われます。