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2023年3月5日日曜日

Z 26mm f/2.8を使ってみました

 発売になったばかりのZ 26mm f/2.8をお借りしましたので使ってみました。Z 26mm f/2.8はメーカ自らがパンケーキレンズと呼ぶコンパクトなレンズです。コンセプトは、毎日ミラーレスカメラを持ち歩き、常に撮影機会を狙う方に最適な、携行性、画質、デザイン性を追求した、とあり26mmという中途半端な焦点距離が何となく興味をそそられます。



今回はほんの少しだけ使ってみましたので作例を載せて行きます。


約70mm(最大径)×23.5mmかなり薄いレンズであることは間違いありませんが外径が大きいため初見はあまりコンパクトな印象がありませんでした。



レンズ構成は、テッサ―タイプをベースにした6群8枚(非球面レンズ3枚)です。小さな前玉がなので見た目は良くありませんが最新設計の証ですからここはポジティブに捉えましょう。

フードは付属していますがフードと呼べるような迷光防止効果はほぼなく実質的にはフィルターアタッチメントだと思います。キャップはかぶせ式が採用されていてフードがあってもなくても使えるように配慮されています。コントロールリングは回転トルクが少し重めに感じたので手持ちのZ 40mm f/2と比較してみたところ若干重めでした。

河津桜です

写りは絞り開放からシャープでコントラスト高めでした。色収差はほとんど気にならないレベルで抑え込まれていてボケも非常に滑らかで非球面レンズを多用していることを感じさせません。最短撮影距離は0.2mの0.19倍とパンケーキレンズにしてはかなり寄れる方です。


歪曲収差は今回わかるような撮り方をしなかったので詳しくは述べられませんがきっと補正データできちっと抑え込まれているのだと思います。逆光にはあまり強くないようではっきりとしたゴーストが出ることがありました。

玉縄桜というソメイヨシノの早咲き桜です

全体的に写りはZ 28mm f/2.8より上のような気がします。Z 28mm f/2.8の写りは全体的に少し緩い感じでした。

ZマウントユーザーとしてはZ 26mm f/2.8とZ 28mm f/2.8どっちを選ぶか悩ましいところですが性能で考えればZ 26mm f/2.8一択だと思います。26mmと28mmの焦点距離の違いはほとんど感じられませんでした。あとは実売価格で65,000円と32,000円で2倍近い差があるため予算で決まってしまうような気がします。

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