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2023年4月27日木曜日

シグマ100-400mm F5-6.3 DG DN OS Contemporaryを使ってみました

Zマウントの望遠ズームレンズは、純正のZ 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sかタムロンの70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047) の二択です。このうち70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)は以前使用したがありますが、スペックの割に本体が大きく値段が高すぎるという評価をしています。Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sもそのうち使ってみたいですが値段もサイズ感も個人的には手に余る感が強いです。

今回は、シグマの100-400mm F5-6.3 DG DN OS ContemporaryのEマウントを借りてきました。このレンズは、70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)より大きく高価ですが、400mmをカバーして手ぶれ補正を搭載しているという点で割安感を感じます。今回もETZ21を介してZ6に取り付けて実際の使い勝手や写りがどうなのかチェックしてみました。


キャッチコピーは、ミラーレス専用設計により高い光学性能を実現。位相差AFとコントラストAF両方に最適化されたステッピングモーター採用の駆動系により、動画AFや瞳AFによる快適な撮影が可能です。

ステッピングモータ採用をウリにしていますが最近の重量級レンズのトレンドはボイスコイルモータ(VCM)になりつつあります。2020年発売とそれほど古いレンズではありませんが時代の流れを感じます。


サイズはφ86.0mm×199.2mm、質量1,140gと細見ですが重量は結構あるのでコンパクトとは言い難いサイズ感です。外観はプラスチック製で塗装が施されていて質感は非常に高いです。ズームリングの回転方向が純正と逆なのでついつい反対に回してしまいがちでした。

AFエリア選択をオート、AFモードはAF-Cに設定して流し撮りをしてみましたが連写撮影中のAFは中抜け頻繁に発生していました。FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSを使用した時にも発生していましたがこれは使い方の問題か、カメラ側の問題か、自分の腕の問題か、経験値が少なくてはっきりしませんでした。

写りに関してはシャープでキレはあるけど周辺光量落ちがかなり目立つというのが第一印象でした。Lightroomのレンズプロファイル補正で除去できるレベルですが純正やライセンス契約されたレンズの自動補正されて画像に見慣れてしまうと不便に感じます。ちなみにLightroomでプロファイルでメーカSIGMAを選択すると一眼レフ用旧レンズの100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryが自動選択されます。 


価格は、70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDより少し高め9万円台ですが、手ぶれ補正がついてることと400mmまでカバーできるというメリットがあります。マウントアダプタ経由のせいか動体AFが少々弱いところが気になりました。

手頃な望遠レンズのラインナップが少ないZマウントなので発売されたら嬉しいのですが今のところそういった情報はありません。恐らく自社のZ 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sが売れなくなってしまうのでこのレンズに対してライセンス許諾することはないと思われます。



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