中古相場がおかしいです

このブログの名前はちゅうぶる寫眞器で、主に中古でカメラを購入する人向けに古めの機材を選定して記事にしています。ところがここのところカメラやレンズの中古相場が全般的に高いです。

価格.comで見ると新品で売っている製品の最安値と中古との価格差が10,000円とか下手したら数千円です。それならメーカ保証の効く新品を買うのが妥当だと思います。

事の発端は世界的に起こった半導体不足で新品が供給不足になったことで中古価格が上がったことにあります。さらに物価高騰で新品価格がかなり上がったことから中古を求める人が増えたことも原因の1つでしょう。昔は中古カメラ屋というとオタク商売で敷居が高いイメージがありましたが今はもっと気軽に利用できる店もいっぱいできましたので買いやすくなったのもあると思います。

異常だと思ったがコンデジで数千円で投げ売りされていて一時期底値だと思っていたのがいつの間にか持ち直して底値の2倍以上の価格で取引されています。特に高級コンデジや防水機能がついたものの引き合いが多いようで価格高騰が顕著です。

RX1R

コンデジは新品で買えるものがほとんどないということが中古人気に火をつけているようです。5年以上前のコンデジはバッテリーの劣化やカレンダー用電池が切れているものが結構あり、そんなものに多額のお金を出して買う意味がわかりません。今買うなら新品で！と言いたいところですが選択肢がないんですよね。コンデジバブルいつまで続くのでしょうか。

では今安いのはないのか、と言うとそんなことはなくてデジタル一眼レフ黎明期の製品が非常に安価です。発売から15年以上経過して画質もバッテリーも限界に達していて更買う価値はなく、だからこそ安いんですが…。

D4+EMZ M100AF(中古で1000円！)

AF一眼レフ用レンズも相場は下降しています。これはカメラメーカがミラーレス用に移行しようとしていることが明確なためです。比較的最近のものであれば実用的は十分なので買ってもいいと思いますが、特にミラーレス用の広角レンズはショートフランジバック化による恩恵が顕著で性能に隔世の感がありますので広角派の人はミラーレスに移行した方が幸せになれると思います。