MIRROR-TELEPHOTO 600mm F8シグマのミラーレンズです。
1986年発売。その後外観変更何度か経て生産終了時期は不明ながら2002年頃には売られていました。レンズ構成は4群7枚、最短撮影距離は2m、最大撮影場率0.33倍、フィルター径は95mmまたは後部差し込み式で30.5mm、サイズ99xφ122mm、質量830gです。フードはΦ95mmねじ込み式です。内側に植毛処理がされています。取り外し不可の三脚座がついてます。発売当初はブラックのみ、1987年にカラーバリエーションモデルが発売されパールホワイト、 ナトーグリーン、 ガンメタリックの3色がありました。1990年に入るとまたブラックのみ(ZEN仕上げ)になっています。
フォーカスリングの回転角度は約300度。回転トルクは低めで指の腹でスルスルと回ります。600mmなのでF8と暗くても被写界深度が浅いのでピントのヤマは分かりやすいです。全長が短いので取り回しは良好です。
低コントラストで発色は地味で解像感低め。全体的に写りが眠いのでピンボケなのかちゃんと合ってるのかよく分からないです。正直言って撮って出しの画像は使い物にならない、というのが個人的な感想です。オールドレンズ的とも言えるかもしれませんがちょっと違います。作例はレタッチでコントラストとシャープネスを弄って仕上げています。
使いこなしのコツはリングボケが出せるかどうかです。被写体から程良く離れた背景にごちゃごちゃした明るいものを持ってくると沢山出てきます。リングボケは簡単に出せるけど綺麗に魅せるのはコツが必要です。ちなみにボカし過ぎるとリングボケは出てきません。
正直言ってネタで使うくらいしか用途がないです。このレンズで動き物を撮ると難しくて使いこなし甲斐があります。
比較用にメジロを最新の600mmレンズで撮ってみました。いかにこのレンズの写りが眠いかが分かると思います。

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