このブログを検索

2026年7月18日土曜日

Super-Takumar 50mm F1.4を購入しました

Super-Takumar 50mm F1.4を購入しました。

昨年通勤経路に新たに中古カメラ屋が出来てしまいましてしかも毎週木曜日にジャンク品10%OFFセールをやってます。今回もそこでSuper-Takumar 50mm F1.4をジャンク品を手に入れました。お値段は10%OFFで5,500円。ジャンク品にしては少々お高めでした。レンズは前後玉ともカビだらけで清掃した結果、レンズ表面にカビ跡が残ったのと内部周辺に少しカビが残りましたが実用的に使えるレベルまで綺麗になりました。

このレンズには幾つかのバリエーションが存在します。買ったのは上から2番目の「Super-Takumar 50mm F1.4後期」になります。

  • Super-Takumar 50mm F1.4前期→8枚玉、絞り羽根6枚
  • Super-Takumar 50mm F1.4後期→7枚玉、絞り羽根6枚
  • Super-Multi-Coated TAKUMAR 50mm F1.4→マルチコート、7枚玉、絞り羽根8枚
  • SMC TAKUMAR 50mm F1.4→マルチコート、7枚玉、絞り羽根8枚

Super-Takumar 50mm F1.4前期

Super-Takumar 50mm F1.4後期

前期はタマ数が少なく値段も少し高めです。後期とSuper-Multi-Coated TAKUMAR 50mm F1.4の見た目上の違いは銘板の文字です。SMC TAKUMAR 50mm F1.4はフォーカスリングがラバーになっているので外観で容易に判別できます。オールドレンズとして一番おいしいのはモノコートで虹色ゴーストが出やすくてかつ生産期間が長くてタマ数が多くて安価なSuper-Takumar 50mm F1.4後期です。中古相場は1万円前後です。

外観は真鍮製でがっちりとした作りで見た目より重くて持つとずっしり感があります。F1.4とは思えないほどコンパクトなので持ち運びはやしやすいです。

後期型以降の7枚玉はレンズ硝材に酸化トリウムが使われていて放射線を出すことで有名です。トリウムレンズは当時としては高屈折低分散で4群の3枚貼り合わせレンズをを2枚貼り合わせにすることに成功しています。

酸化トリウムを使ったレンズは黄変が発生しやすく、このレンズも例に漏れず黄変していました。紫外線を照射すると黄変が改善すると書いてあったので試しに接着剤硬化用のUV照射器を数分当ててみましたが全然変わりませんでした。もっと長時間当てる必要がありそうです。放射線と言っても人体への影響はほぼないようですし、トリウムの半減期は140億年だそうで💦人間どころか地球の寿命の方が先に来てしまいます。健康への影響と環境負荷と経時変化という多くの課題を抱えたこの硝材が今後使われることはないでしょう。

そんな現代では作れない硝材を使ったレンズの写りがどんなものか興味が沸きます。

明るいレンズの割に色収差は少なくてフレアと解像度のバランスが絶妙で質感表現が秀逸です。絞るとフレアが一気になくなり線の細い描写に変化します。絞りによる変化が面白いのはF2.8位まででF4まで絞るとかなりシャープで逆光でなければ普通の実用レンズとして使えるほど実力があります。

このレンズの最大の魅力は虹色フレアです。絞り開放付近でのみ発生し、絞ることでフレアの出方を調整できます。光源は太陽がいちばん!簡単に虹色フレアが出ます。カメラを少し振るとフレアの出方が変わってファインダーをみているだけで面白いです。朝夕の太陽が低い時がチャンスです。



これはバズる?と読んだペンタックスは虹色フレアが意図的に出るように設計したsmc PENTAX‐FA 50mmF1.4 Classicという製品を発売しました。このレンズの構成図をみるとSuper-Takumar 50mm F1.4後期とほとんど同じです。

後光が射すレンズは結構癖になります。値段も手ごろなのでお勧めです。



0 件のコメント:

コメントを投稿