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2026年10月24日土曜日

Summaron 35mm F3.5を購入しました

Summaron 35mm F3.5(L39)を購入しました。1946年発売、フィルターはA36の被せ式、回転ヘリコイド、不等ピッチ絞り、距離指標はFeet表記、ライカM3が登場する直前の1953年製の前期型でした。

中古相場は4~10万円位。安いものはレンズにクモリやカビがある難あり品が多いです。クモリやカビの言及がない中古を見つけるには最低でも7万円は出す必要がありそうです。
私はオークションで「中古で購入した時からとてもキレイ、レンズ内にカビやチリ等は見られません」と書かれて出品されていた品物を競合なしの6万円台で落札しました。届いたものは外観は綺麗でレンズ内はチリはあるもののカビやクモリが見られないとても程度の良いものでした。

レンズ構成は4群6枚の典型的なダブルガウスタイプで絞りを挟んでほぼ対称の美しい形をしています。


レンズ本体質量は公称146gで真鍮製でとても小さい割にずっしりとした塊感があります。Nikon Zfに取り付けるとレンズがちょこんと小さく収まっています。


回転ヘリコイドは絞り値を先に決めてからピント合わせを行うというちょっとしたお作法が必要です。ピント合わせはフォーカシングレバーかレンズ先端のローレット部を回すことになりますがうっかり絞りリングを触ってしまうことがあるのでレバーの方が良いです。絞りの緻密なクリック感とフォーカスの滑らかな操作感はとても良いです。

写りは線が細く解像感の高い描写です。ピント面はかなりシャープでライブビューでのピント合わせはやりやすいです。


光線状態にもよりますが適度なコントラストと豊かな階調の仕上がりになります。



歪みが非常に少ないのが特徴です。



最短撮影距離は1m。焦点工房のヘリコイドアダプターを使用すると凡そ0.3m位迄寄れます。
かなりシャープで葉の細かいディテールもきっちりと写りますし、ボケも癖がなくて綺麗です。ちなみに絞り羽根は10枚あります。




逆光では大きくコントラストが落ちて良い味が出てきます。


対称型構成の広角レンズにありがちな周辺光量の落ち込みも穏やかで画質が周辺まで均一なのが特徴です。逆に言うとオールドレンズらしい強い個性はありません。


使い方に癖はあるけど、ビルドクオリティは高いので撮ってて楽しいレンズでした。

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