NIKKOR Z 14-30mm f/4Sを購入しました!
今までも何度となくブログに掲載していた写真はずっと借り物だったのですが次回からは購入品になります。ブログを読んでいる人にとってはどうでもいい話だとは思いますが、今回もカメラのキタムラで中古を店舗に取り寄せて実物を確認してから購入しました。
以前使ってみた感想を記事にしていますがその文章を元に改めて記事として残して置こうと思います。
ニコンZマウントの広角ズームレンズ中では暗い方ですがS-lineという高性能に分類されているレンズです。12群14枚のうちEDレンズ4枚、非球面レンズ4枚、ナノクリスタルコート、最前面レンズにはフッ素コートが施されています。
Z 24-70mm f/4Sとは外観サイズもデザインも沈胴式というところも含めて非常に似ていてセットで使うことが想定されている印象です。小型軽量でニコンZ6とのマッチングは良好です。ただし、沈胴はうっかり忘れがちで即写性を重視する人には向いていない構造です。これは慣れるしかないでしょう。
ビルドクオリティは高く鏡筒を伸ばした時のガタツキもありません。鏡筒にはズームリングとコントロールリング、A/M切替スイッチがあるのみとシンプルです。ステッピングモータによるAFは無音かつ正確です。
ライバルのキヤノンのRF14-35mm F4 L IS USMは光学式手ぶれ補正付きで7段分の補正が可能、ソニーFE PZ16-35mm F4Gはパワーズーム、フォーカスストップスイッチ、デグリック機構付き絞りリングと多機能ですのでこれらの機能が欲しい人によっては見劣りすると思います。
写りの評価です。NX StudioやLightroomといったRAW現像ソフトではレンズの収差補正をオフにすることはできませんので収差補正後の結果になります。なおこのレンズの歪曲収差は画像処理による補正前提の設計と言われています。
広角レンズで気になるのが画像周辺の描写と逆光耐性。周辺の描写は非常に良いです。
逆光性能も非常に優れています。太陽を入れても目立つゴーストの発生はありません。
性能に関してはどこにも文句のつけようのない位優れています。今後このレンズの性能を超えてくる製品が出たとしても僅差で気付かないようなレベルではないかと思います。
欠点と言うかこれはZマウントレンズ全般に言えることですがフランジバックが短い分、後玉のゴミの付着は気を遣います。一眼レフの時は撮像素子から距離が離れていたので全く気にしなくても良かったのですが、Zマウントレンズはフランジバックがかなり短いのでそういうわけには行かず、ゴミの写り込みの原因が後玉だったことがありました。
最後に価格設定について。新品で16万円、中古で13万円という価格は中級クラスのレンズとしては高価に思えますが、ライバルのキヤノンのRF14-35mm F4 L IS USMが23万円、ソニーFE PZ16-35mm F4Gが15万円なので他社と比較すると妥当か若干安価と言えそうです。
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